お子さんの成績が思わしくないと、「授業についていってないんじゃないか」と不安になることがありますよね。保護者の方はどう対処すればよいのでしょうか。今回はお子さんが授業についていけない時の対策についてご紹介します。
目次
授業についていってない?保護者が気づくべきポイント
保護者
学校にいるときの子どもの様子って気にならない?
保護者
気になりますね。特に授業中、どんなふうに過ごしているかが気になります。ちゃんと勉強しているのかなって。
保護者
わかるわ。この前、急に点数が落ちた教科があってびっくりしたの。前のテストより20点も落ちていてね。もしかして授業についていってないのかな、いったいどこからついていけなくなっているのかしらと思ったわ。
保護者
うちの子も、学年が上がるごとに、テストの点数が不安定になっている気がします。
保護者
前の学年で理解が浅いままにしておいた苦手単元が、学年が進んでいくなかで、より大きな課題として出てくるのかもしれないわね。
教室長
おっしゃるとおりです。学年が上がって単元が進むごとに点数の浮き沈みがある場合には注意したほうがよいですよ。まず点数が落ちたら黄色信号、さらに2回連続で落ちたら赤信号です。
保護者
やっぱりそうなんですね!じゃあ点数が落ちた時にそのままにせず、どこでつまずいているのか、お子さん自身が納得するまで復習をしたほうがよいですね。
保護者
ちなみに点数以外で、授業についていっていないことを親として知ることってできるんでしょうか?
教室長
気分の変化も1つのサインかもしれません。ある教科に対して急にやる気をなくしたり、文句が多かったりする場合には、授業についていっていない可能性があります。
保護者
注意して見ていないといけませんね。
授業についていけなくなる原因
保護者
授業についていけなくなる原因ってあるんでしょうか?
保護者
勉強の習慣がついているかどうかは、ひとつの要因なんじゃないかしら。たとえばうちの子は中学1年生のころは点数がよくて、授業を聞いてさえいれば点数が取れていたから家庭学習をあまりしていなかったんだけど、学年が上がってからはそういうわけにもいかなくなったみたい。
教室長
それは1つのポイントですね。前の学年と同じ生活習慣、勉強のやり方では授業に追いつかなくなってくることが多いです。「見えないニガテ」が少しずつ増えていってしまうんですね。
保護者
学年が上がれば難度も高くなりますもんね。どこかで遅れてしまわないよう、やはり勉強の時間は増やさないといけませんよね。
保護者
うちの子は授業のスピードになかなかついていけないみたい。そういうお子さんは復習と予習が大事になるんですよね?
教室長
そうですね。ここで大事なのは、単純に量をやるだけでなく、復習・予習をするための「時間」をつくることです。時間を確保すれば勉強が習慣化して授業に遅れるリスクも軽減できますよ。
保護者
授業についていけなくなる原因として、基礎学力が足りないこともありますか?
教室長
その可能性はあります。特に英語、数学は積み上げ科目といわれますから、基礎をしっかり築いて、そこに知識を上乗せしていかなくてはいけません。いずれにせよ、習慣的な勉強時間をつくる・増やすということは必須になりますね。
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授業に遅れているかも?と思った時のポイント
保護者
お子さんが授業に遅れていることに気づいた時、保護者の方はどう対処していけばよいんでしょうか?
保護者
テストの点数が平均点以上あるお子さんや、基礎学力がある程度ついているお子さんであれば、自分でわからないところを整理させるとよさそうよね。自分の課題がわかれば、自分である程度解決できるでしょうし。
保護者
そうですね。でも大多数はそこまでできないですよね。そんな時ってどうすればよいんでしょうか。
保護者
私はよく塾の先生に頼っていますよ。子どもがどこをわかっていないか正確に調べてくれて、それに合わせた授業や宿題の出し方をしてくれるんです。
保護者
確かに塾の先生に頼るのは便利よね。私もよくうちの子のテストを持っていて、誤答分析をしてもらうわ。近くに信頼できる、学習のプロがいればよいわよね。
保護者
私は心配症だから、逆に任せきりになるのも怖いです。
教室長
それなら塾の先生に学習相談をしてもらえばよいと思いますよ。定例の面談(学習報告)以外にも、臨時で相談する機会を設けてくれるところもあるようです。誤答分析の結果を保護者も理解することで、家庭学習の対策にもなりますよ。
保護者
なるほど。それをもとに勉強計画を立てることもできますもんね。
保護者
まずは現状を正確に判断しないといけませんね。さっそく家に帰ってうちの子と話してみます!