勉強に欠かすことができない参考書。さまざまな種類が販売されていて、どれを選べばよいかわからないと悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか?ここでは、参考書の役割から具体的な選び方までご紹介します。
目次
そもそも参考書ってなに?
保護者
参考書ってどのようなものを買えばいいんでしょうか?問題集や教科書とどう違うんですか?
保護者
どうかしたの?
保護者
この間の三者面談で、長期休暇中の自学自習のために1冊参考書があった方がいいって担任の先生に言われたんです。さっそくうちの子と本屋さんに行ったんだけれど、山のように種類があってどれを選べばいいのかわからなくて。結局、なにも買わずに帰ってきちゃいました。
保護者
参考書はその担任の先生がおっしゃる通り、1人で学習することを前提として作られている本よ。
教室長
そうです。一方で、教科書は学校で先生が板書や口頭で説明することを前提として作られているもので、単元ごとに簡潔に内容がまとめられているのが特徴ですね。参考書は、その板書や口頭の部分も盛り込んだ形の本だと言えます。解説や説明が教科書より詳しくなっています。
保護者
なるほど、だから学校に行かない間に使うのね。
保護者
一度習っているところを復習するときに使うことが多いだろうから、始めから通読するよりも、わからないところに対して辞書的に使うやり方が効果的だと思うわ。
保護者
参考書のほかにも、問題集とか単語帳とか、あと過去問とか、いろいろありますよね? それらとの違いは何なんですか?
教室長
問題集は、問題演習を中心にした本になります。テストの実践に生かせる解く力を身につけたいときは、参考書より問題集の方がおすすめですよ。教科書準拠ワークは、問題集の中でも特に教科書の内容に即した問題演習ができるものを指します。教科書の該当ページが記載してあるなど、授業の予習や復習には最適です。単語帳はその名の通り、英語や古文の単語を中心に掲載しているものです。語彙力を身につけたいときに必要になります。過去問は、主に入試問題で過去に出題された問題を掲載しているものです。志望校の入試のパターンを知ったり、入試の予行演習をしたりするときに役立ちます。
保護者
参考書の選び方3ポイント
保護者
じゃあ具体的に、子どもに合う参考書はどう選んだらいいんでしょうか?
教室長
ポイントは3つあります。1つ目は解説の充実度です。先ほども言ったとおり、参考書は自分で勉強するためのものですので、授業で先生に説明されなくても単元の内容をしっかり把握できるくらい情報が充実している必要があります。2つ目は、解説のわかりやすさや丁寧さです。実際に読んでみて、解説の表現や語彙が難しすぎないかなどをチェックしましょう。さまざまなレベルに応じた参考書があるので見比べてみるといいですよ。3つ目はレイアウトの見やすさです。参考書は自分1人で勉強するためのツールであるため、集中して勉強できる見やすいレイアウトがいいでしょう。図が多いものがわかりやすさの点でよいですよ。あと人によって好みもありますが、個人的には2色刷りのものは印をつけた個所をあとから見直しやすいためよいと思います。
保護者
ちなみに、問題集の選び方についても聞いていいですか?
教室長
問題集についてはたっぷりと問題演習ができるものがおすすめですよ。特に英語や数学では、基本的な問題をしっかり反復演習すると定期テストで点の取りこぼしが少なくなります。また春休みや冬休みなどの期間には薄い問題集を1冊準備するのもよいでしょう。休暇中に1冊やり終えたという自信や達成感を得られる点がポイントです。
参考書選びに迷ったら?
保護者
とても参考になりました!でも実際に子どもと2人で本屋に行って、ちゃんと子どもに合った参考書を選べるかはまだ不安があるわ。
教室長
確かにそうですよね。その場合には、塾の先生や家庭教師など指導のプロの力を借りてみるのも手だと思いますよ。特に個別指導塾であればお子さん1人ひとりの苦手や得意をしっかり見ているので、最適な参考書や問題集を提案してくれます。
保護者
いざというときにとても頼りになりそうね。教室長の言うとおり、プロに相談しながら選んでみようと思います。
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