志望大学選択マニュアル
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 合格の可能性を判断するための最重要な要素が入試の方式・ 内容や難易度です。これらで受験対策の内容や量、時間配分が変わるため、慎重な検討が必要です。 まず問題なのは、受験するのは一般選抜か学校推薦型選抜か総合型選抜か、国公立大か私立大か、です。一般選抜の場合、国公立大では個別学力試験のほかに大学入学共通テストで7(8)科目必要な場合が多いので、各科目の対策時間を確保しなくてはなりません。一方、私立大は3科目が主流。3科目に絞った集中対策で難関大合格をねらうという戦略もできます。各科目の対策時間の確保が必要。 国公立・私立を問わず、配点にも注意。得意科目の配点が高く、苦手科目の配点が低ければ、 合格の可能性はより高まります。国公立大の場合は、大学入学共通テストと個別学力検査の配点率にも注意しましょう。入試方式にせよ科目・配点にせよ、ポイントは自分に有利か不利かを探ることです。▲大学入試の教科・配点例(2023年度入試)国公立私立地歴公民が得意なら、配点の高いA大学を受けた方が有利に!英語が得意なら、個別試験で英語の配点比率が高いB大学が有利!大学入学共通テストでの科目数が多いため、入試科目は3科目が主流。集中対策で難関大合格をねらう戦略もあり。一般選抜地歴公民学校型推薦選抜高校などの学習成績の状況が優秀な場合に検討。A大学個別400400──400総合型選抜この大学で学びたいという明確な志望理由や学びに向かう姿勢をアピールできる場合に検討。B大学国立大は共通テストを課す大学や学部が増えている国語数学理科外国語その他調査書30合計満点共テ1801206060180─60012301830共テ10015010050100─500個別300───300総合問題1507501250ポイント4配点にも注意10入試の科目・配点によって受験勉強の方向性が決まる入試方法と入試制度入試方法や配点に注目!合格可能性を考える

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