志望大学選択マニュアル
13/16

大学に合格したあとは、入学時とそれ以降にさらにお金がかかります。また、地元から離れて暮らす場合、毎月の生活費も必要です。これらの入学前後にかかる費用を合計すれば、その額が大きいことがわかるでしょう。奨学金の利用も検討してみるとよいでしょう。経済的な負担を考えると、大学進学を経済的にバックアップしてくれる奨学金は、とてもありがたい制度だといえます。基本的に奨学金には、返還義務のある「貸与型」と返還不要の「給付型」の2種類があります。ここでは以下に、代表的な奨学金制度のポイントを紹介します。無利子貸与の「第一種」と有利子貸与の「第二種」があり、いずれも学力と経済状況に基準が設けられていますが、第一種を受けられない場合に第二種でフォローする形になっていて、第二種は希望者のほぼ100%が奨学金を受けています。第一種と第二種の両方を受給することも可能です。ほとんどの大学では、独自の奨学金制度を設けています。貸与型も給付型もありますが、国公立大は給付型が多くなっています。近年は私立大でも給付型奨学金を充実させる大学が多くなっており、特に学生数の多い大規模な私立大の場合、独自の奨学金制度の種類が豊富な場合が多くなっています。※パソコン購入費や教科書代※各都道府県や各市町村金単位で奨学金制度が設けられていることもあります。ほとんどの場合、保護者か本人が当該地域に居住していることが受給資格となり、それぞれの自治体で金額など条件は異なります。貸与型がメインですが、給付型も見られます。入学金授業料施設費実習費教材費初年度納入金の目安日本学生支援機構の奨学金初年度納入金国公立……約80万円 私立文系………約120万円私立理系…約160万円 私立医歯学系…約490〜700万円大学独自の奨学金自治体の奨学金13奨学金制度について知ろう!大学生になるにはお金がかかる!?

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る