知ったら面白い勉強の雑学

先生の雑談はテストに出ませんが、意外と印象に残りますよね。教科書にないサイドストーリーを知るのは、けっこう面白いもの。今回は、明日の話のネタにしたくなる、ちょっとした雑学を紹介します!

あの西郷隆盛は偽物なの?

大河ドラマの主人公になるほど人気のある西郷隆盛。けれど、みんながよく知るあの顔も名前も別人だったことは、案外知られていない…!?

肖像画が本人ではなかった。

西郷隆盛は昔から大の写真嫌いだったといい、1枚も本人が写ったものが残っていません。教科書にも載っているあの肖像画は、弟である西郷従道(じゅうどう)の顔をベースにして、父方のいとこである大山巌(おおやま いわお)のがっしりした体つきを合成して描かれたもの。ちなみに、その絵を描いたキヨッソーネという外国人画家は、西郷隆盛と顔を合わせたこともないんだとか!

隆盛というのは父親の名前だった。

普段は吉之助(きちのすけ)と呼ばれていた西郷。明治政府樹立の貢献者となり、国から位を授かった際に、書類に記す本名が必要になりました。本人を訪ねても留守だったため、政府は友人を訪ねましたが、友人もなかなか本名を思い出せません。そこで間違えて伝えたのが父親の隆盛という名前。本名は隆永(たかなが)でしたが、政府は西郷隆盛として書類を作成しました。その後、この友人の間違いをきっかけに改名し、戸籍上も正真正銘の西郷隆盛となったようです。

日本の桜は、ほとんどがクローンってほんと!?

もうすぐ、桜の開花宣言などがちらほら聞こえてくる時期。街で見かける桜が全国に広がっていった、意外な方法とは…!?

お花見の定番「ソメイヨシノ」は人の手で作られた。

街でよく見かける桜の多くは「ソメイヨシノ」という品種。葉が出る前に枝全体に薄紅色の花をつける美しさから、鑑賞用としても親しまれ開花宣言の基準にもなっています。そんな日本中で咲いているソメイヨシノですが、元は一本の木からクローンとして増やされました。切った枝を他の桜につぐ「接ぎ木」や地面にさす「挿し木」という方法で、人の手によって増やされています。同じ地域の桜が一斉に咲く理由も、同じ遺伝子をもっているからだったんですね。

ホワイトデーがあるのは日本だけ?

バレンタインデーからもうすぐ1ヶ月、来たるホワイトデーを目前にそわそわしていませんか?そんなホワイトデーですが、世界的な祭日となっているバレンタインデーと比べ、欧米では馴染みがないことは知らない人も多いはず。生まれは1978年『全国飴菓子工業協同組合』がキャンディを贈る日として発案したのがきっかけでした。そこから、3月14日に向けてお菓子などを発売するお店が増え、全国に広がった日本独自のイベントなのです。

普段勉強していることや日常で起きていることも、背景を知ることで新しい発見ができますね。意外な雑学は、他にもまだまだあるでしょう。気になったことや、授業に出ない話の背景を調べてみると、学校で話題になる面白ネタが見つかるかも!

日本の桜は、ほとんどがクローンってほんと!?東京個別・関西個別のホームページ