お子さんのなかには、本番に強いタイプと弱いタイプとがいます。本番に弱い原因の1つが、緊張のしすぎが挙げられます。受験本番で過度に緊張してしまわないよう、緊張しない方法を知っておきましょう。
目次
受験で緊張しない方法ってあるの?
保護者
教室長は、あまり緊張はしないタイプですか?
教室長
そうですね。緊張しないわけじゃないけど、緊張も楽しいっという感じですかね。わりと本番に強いタイプだったのかもしれません。
保護者
うらやましいですね。私はけっこう緊張して実力が出しきれないタイプなんですけど、娘も似たタイプみたいなんですよね。
教室長
緊張することはわるいことではないですよ。
保護者
そうなんですか?
教室長
私がよい例ですよ。「緊張も楽しい」と言っていたでしょう?
緊張はしているんだけど、少しワクワクするというか、緊張しながらリラックスしてるというか。
単純にリラックスしている状態、たとえば、ぼーっとしている状態では、アドレナリンが分泌されないので、集中力もあまり高くありません。ですから、もっともよいパフォーマンスをするためには、適度に緊張して、同時にリラックスした状態が理想なわけです。
保護者
緊張しながらリラックス…そんなことができるんですね。
教室長
緊張をしすぎてしまったのなら、緊張を少し緩めればよいんですよ。
保護者
そんなに簡単なものですか?
教室長
方法はいろいろありますが、特に簡単なものとしては呼吸法がありますね。
保護者
深呼吸するとかですか?
教室長
基本的には、呼吸を整えればよいので、深呼吸も有効ですね。さらに腹式呼吸にすれば深い呼吸ができます。ほかにも、448・478呼吸法というものもありますよ。
保護者
478呼吸法?
教室長
4秒間吸って、7秒間息を止め、8秒間吐き出す、という呼吸法ですね。緊張して息が荒くなっているときに有効です。
保護者
なるほど。これなら受験本番にもできそうですね。ほかにも緊張をほぐす方法はありますか?
教室長
体を動かすと緊張もほぐれやすいという話がありますね。受験会場で体操やストレッチはなかなか難しいかもしれませんが、肩を回したり、お昼休みに散歩したりするのもおすすめです。
保護者
普段のままということですか?
教室長
受験の際は特に普段とは違う環境でしょう?だから使い慣れたシャープペンシルや消しゴムを持っていくなどの工夫をしていましたよ。
試験本番をできるだけ日常に近づけるためには、普段どおり過ごせるような配慮も必要ですね。
吐き気がするほどの緊張はどうすればよい?
保護者
でも、ちょっと尋常でないほど緊張する人もいますよね。
緊張でお腹の調子がわるくなっちゃう子とかいましたよ。
教室長
過度に緊張しやすい人は、事前に準備をしておくことが重要ですね。
保護者
事前に準備できるんですか?
教室長
できますよ。人間、何度もやっていることはあまり緊張せずに行えますから、まずは慣れることですね。
保護者
受験に慣れるのは難しくありませんか?
教室長
受験本番はそう何度も体験することはできませんが、たとえば模擬試験なら何度でも受けられますよね。
保護者
そうか、受験の雰囲気に慣れることはできるんですね。
教室長
過去問を何度も解いておけば、志望校の出題形式にも慣れられます。緊張しやすい人は、早めに過去問に着手して、何度も取り組んでおくことをおすすめしますね。
あとは試験会場までの道順とか、事前に調べられることは調べて準備していていましたね。
保護者
なるほど。不安材料をできるだけ減らしておくんですね。
教室長
あとは、「これだけやったから大丈夫」と思える勉強をしておくことですね。塾の先生に計画を立ててもらったり、志望校のレベルに合った問題集を繰り返し演習できていたりすると安心材料になりやすいですよ。
緊張で眠れないときには?
保護者
私、前日に緊張で眠れなかった記憶もあるんですけど、やっぱりよくないですよね。
教室長
そうですね。睡眠は自律神経を整える上でも重要です。
保護者
いつもと同じ入浴剤でゆっくり身体を休めてておくとか。
教室長
よいですね。自分がリラックスできる状態を日頃から確認しておくと、受験本番でも緊張を軽減できます。あとは、保護者自身もリラックスしておくこと。保護者の緊張が伝わってお子さんが緊張することもありますから、まずは保護者が落ち着いて、しっかりと受験生を送り出してあげてくださいね。
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