学校や試験形態によって、受験に面接が含まれる場合があります。学科試験ほどのウェイトではないものの、面接もしっかりと対策を練って挑むことが大切です。今回は、そんな高校受験の面接を成功させるためのコツをご紹介します。
目次
高校受験の面接ってどんなことをするの?
保護者
高校受験に面接があるって聞いたんですけど、本当ですか?
保護者
私立高校だと学科試験に加えて行う学校も多いみたいよ。公立高校では推薦入試などの特別な入試形態の場合が多いのではないかしら。高校入試を受験する多くのお子さんが受けるはずだわ。
保護者
そうなんですね。面接って、時期はいつぐらいになるんですか?
保護者
都道府県によって制度もいろいろあるみたいだけど、公立高校なら一般入試の前にあるはずだから、1月の終わりから2月の上旬くらいじゃないかしら。私立高校だともっと早くからスタートしている場合もあるみたいよ。
保護者
面接なんて、お子さんたちにとってはなかなかない機会だし、緊張しそうですね。面接時間はどれくらいなんでしょうか?
保護者
これも学校によって違うみたいだけど、5分から10分くらいが多いみたいよ。中にはグループ面接で合計20分といった場合もあるみたい。いずれにしても、決められた時間の中で、どれだけきちんと答えられるか、またアピールできるかが大切だって聞いたわ。
保護者
うちの子には難しそう…どんな質問をされるのでしょう。
保護者
最近の面接ってどうなんだろう。ご存じですか?
教室長
間違いなく聞かれるのは、やっぱり志望動機じゃないでしょうか。どうしてその学校を選んだのか、その学校で何がしたいのかなど、ある程度きちんと話せなければなりませんね。
保護者
事前の準備が必要そうですね。
事前準備は何をすべき?
保護者
具体的にはどんな準備をしたらよいんでしょうか。
保護者
やっぱり、まずは受ける学校の情報収集は必要ですよね。私は気になった高校があれば、その学校の説明会に参加したりして、直接パンフレットをもらうようにしていますよ。
保護者
それは親としてやってあげたいことよね!それで、パンフレットや説明会の内容をお子さんにも共有して、どこに魅力や楽しさを感じるか聞いてみればよいわね。
保護者
それをきちんと文章でもまとめておくと、もっとよいかもしれないわ。学校の特色とかは特にしっかり覚えておかないと、面接でも答えられないだろうし。
保護者
そうですよね。頭に入れる情報はそんなに多くなくても、事前準備をしっかりしておくと安心そうね。そこまでできたら、いよいよ面接対策ですか?
教室長
ええ、面接対策は必須です。ただ、いきなり練習するのではなく、まずは受験校の面接について情報を集めることが大事ですよ。さきほども言われていましたが、学校によって時間も違いますし、内容も違うでしょう。もしかしたら、毎年必ず面接官が聞いている質問があるかもしれませんから。
保護者
でもそういう情報って、どこで仕入れたらよいんでしょうか?インターネットにもあまり載っていない場合は、困ってしまいそう。
教室長
そこは学習塾に聞いたらどうですか?学習塾は基本的に地域密着型でやっているところが多いので、教室近隣の学校情報はある程度押さえています。情報がどういうところで手に入るかも、質問してみてもよいかもしれませんね。
保護者
確かに学習塾は頼りになりそうです!受験校の面接内容についてわかれば、次が面接練習ですか?
教室長
そうですね。まずは一度やってみて、お子さんに面接の難しさを知ってもらってもよいでしょう。
保護者
でも、親が面接練習に付き合うとケンカになりそう…。
保護者
それこそ学習塾の先生や学校の先生にお願いしてみてもよいんじゃない?あ、でも学校はたぶん対策してくれるだろうけど、回数はそんなに多くないかもしれない。学習塾が頼りになりそうね。とにかく、第三者の方が緊張感もあってよいんじゃないかしら。
保護者
確かにそうですね。ちなみに想定される質問って、志望動機以外にあるんでしょうか?
保護者
すぐに実践できる!面接のコツ
保護者
何か面接のコツみたいなものはないんでしょうか?
教室長
ありますよ。小さなことですが、とても重要です。ポイントは、「行動と発話を分けること」です。
保護者
どういうことですか?
教室長
例えば、「失礼します」と言いながら席に座ったり、あいさつと一緒にお辞儀をしたりするお子さんが多いと聞きます。緊張からか、行動と発話が同時に行われているんですよ。でも、それをきちんと分けるだけで、意外なほどに印象がよくなるんですよ。
保護者
確かに、「ありがとうございます」とはっきり発音した後にお辞儀をすると、とても礼儀正しく見えますよね。ここにポイントを絞って面接練習すると、印象がよくなるかも!
保護者
それはすぐに実践できそうでよいですね!さっそくうちの子にも教えます。
保護者
ほかに印象がよくなりそうなことってあります?
教室長
例えば、苦手教科をどう克服したのかということを話すのはどうでしょう。部活動もそうですが、学校や塾で苦手な科目にどれだけがんばって取り組んだか、どのように克服したかは、よいアピールになると思います。勉強は決して楽なものではありませんから、塾で毎日どんなことをやって、それがどう点数につながったか、喜びは得られたかなどといった話は、面接官にも好感が持たれそうです。
保護者
大変だった経験も、プラスに変えるということですね。学校や塾の先生とのやり取りの中で、心に残っていることとかも話せそうですね。
教室長
そうですね。面接対策は事前準備が最も大切です。頭で考えさせずに、できるだけ練習の回数を多く持って、多少緊張していても言葉が出てくるようにしていきましょう。
※参考URL
誰も教えてくれない最強の面接術など | 高校受験の面接対策 – 高校受験ナビ
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