ゴールイメージから逆算した目標づくりが大切!

保護者

受験勉強にはやっぱりしっかりとした計画が必要ですよね。うちの子のこれまでの様子を見ていると、計画を立てたものの、そのとおりに勉強するのが難しいみたいで、すこし心配です。

保護者

計画を立てるときは、やる気に満ちているから、高すぎる目標を設定してしまったり、タイトな計画を組みがちになったりするのよね。受験勉強となると長期的な勉強計画が必要になるから、心配になるのもわかるわ。なにかよい計画の立て方はないでしょうか?

教室長

立てた計画どおりに勉強が進まなくなってしまうと、モチベーションを立て直すのが難しくなってしまうお子さんは多いですよ。計画倒れにならないように、自分のできる最大限の量を詰め込むのではなく、多少調子がよくなくても確実にこなせる計画を立てることが大切です。目安としては自分ができる最大限の7割から8割の分量の勉強計画くらいがいいでしょう。ただし、この計画は確実にやりきるくらいの気持ちを持って臨みたいところです。

保護者

確かに、うちの子もはりきってかなり詰め込んだ計画を立てがちかもしれません。

保護者

うちの子も定期テストなどの大きな試験を前にすると、不安から気負った計画を立ててしまっているように思います。

保護者

それならもうすこし余裕のある計画を立てられるようにアドバイスしてあげたいです。

教室長

きつめの計画を立てること自体は、目標に向かってやる気がある表れでもあるので、上手に伸ばしたいところですね。でも受験計画を立てるときは、勉強の量や方法だけに着目するのではなく、志望校への合格から逆算した計画を意識してほしいと思います。自分が行きたい学校へ行くために受験をするわけですから、いつまでにどれくらいできるようになっていないといけないのかを明確にしてみるといいですよ。

最終的な目標を山のてっぺんだとすると、今から夏休みまでに7合目、秋になったら8合目までといった感じに考えるといいですね。

保護者

なるほど。どうすれば合格できるのかをそのつどリアルに考えることができますね。

教室長

もちろん、志望校への合格だけが目的ではなく、自分が思い描く高校生活を手に入れることが受験勉強の本来の目的であることを忘れないようにですね。

合格がゴールの勉強ではなく、新しく始まる高校生活への道であると感じられるからこそ、勉強へのモチベーションもあがるというものですね。

具体的かつ明確に、今自分がいるところを意識する勉強術

保護者

ほかにも、上手な勉強計画を立てるポイントはありますか?

教室長

漠然と「英語が苦手」、「数学が苦手」と教科として苦手を意識して勉強しようと考えるお子さんが多いでしょう。しかしよく分析をしていくと、苦手な教科のなかにも「できるところ」と「苦手なところ」があるものです。

保護者

苦手分野を細かく洗い出す、ということですか?うちの子にもやってほしいけど、ちょっと時間がかかりそうですね。

保護者

「あれもできない」、「これも苦手だ」という視点じゃなくて、「できること、得意なこと」を見つけていくことにつながるわね。

教室長

苦手意識が強いと、その不安からさらに別の苦手意識が生まれてしまうこともあります。目次にマーカーすることで、自分ができることに自信が持てたり、得意科目のの中にある定着の浅いところを明確にしたりすることができます。

保護者

なにから勉強したらいいか考えるときの目安にもなりそうですね。

保護者

できるようになった単元をマーカーで塗っていくことで、自分のがんばりが目に見えるのもいいですね。

保護者

勉強で「できること」を増やしていくと考えれば、モチベーションもキープできそうですね。

保護者

勉強は目的を明確にしていくこと、そしてやるべきことを確定させて、その分量を把握すること、それが受験勉強の計画を立てるスタート地点になるんですね。

 

 

教室長

おっしゃるところまで行けば理想的ですね。ただし、まだ中学生では自分の状態を客観的に把握するのは難しい部分もあります。学習塾の学習相談や、定期的に行う面談などでは、模擬や定期テストの結果などを通じて、第三者的な視点からアドバイスしてくれると思いますので、こうした仕組みを利用してもよいと思います。

なかでも個別指導塾なら、お子さま専用の学習計画を作成してくれるところもあります。お子さまの現状と志望校合格到達までの差を効率よく埋め、最短距離で志望校合格を目指せる学習計画を立ててくれますよ。

勉強計画は実践してブラッシュアップしていこう

教室長

苦手な教科や単元、自分の弱いところまで、細かく対策するべきところがわかったら、次はそれをいつまでにできるようになるか計画を立てていきましょう。計画を立てるときは、「今月中にこの単元をできるようにする」と大きな目標を決め、そのための「この週までなにをする」、「そのための1日分の課題」と細かい計画を立てることでその日にやることを意識しやすくなります。

保護者

やることを具体的に、細かく考えていくんですね。確かに、問題集をなんとなくページ単位で解いているより、やる気が出そうです。

教室長

このときに詰め込み過ぎない計画を立てるように注意してください。長期におよぶ受験勉強を続けるには、ペース配分が重要です。「ノルマが厳しい」と感じた場合は、確実に理解することを優先して、計画を見直すことも時には必要でしょう。

保護者

どのタイミングで計画の見直しを考えればいいのでしょう?

教室長

実際に計画どおりに勉強を続けてみて、1週間、もしくは1ヵ月ごとに振り返ってみるといいと思います。計画どおりにやってみたが、毎日に設定した量が多すぎないか、部活動で疲れてしまったり、体調が悪かったりして遅れた部分はないかなどを確認してみてください。勉強の計画だって、有名な言葉を借りれば、「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」ですよ。

保護者

計画を修正するための予備日をあらかじめ計画にいれておくといいと思うわ。立てた計画に自分を当てはめるのではなく、自分に合った計画を立てていくものと考えるといいんじゃないかしら。できることを増やしていくためのフレキシブルな対応は、スランプにおちいらないコツよ。

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