1年のあいだでもっとも長い休暇期間である夏休み。夏のあいだ部活動や遊びの予定もたくさん詰まっているかと思いますが、勉強に集中して取り組むにも最適な期間です。うまく活用すれば、約半年分の学習効果も期待できます。今回は中学生の夏期講習について、内容や効果をご紹介していきます。これから夏本番を迎える前に、ぜひ一緒に考えていきましょう。
目次
中学生に夏期講習を受けさせる必要はある?
保護者
お子さんが中学生の時、夏期講習に通わせていましたか?
保護者
そうね。中学2年生と中学3年生の時に行かせた覚えがあるわ。お子さんを夏期講習に通わせるの?
保護者
それがまだ悩んでいるんです。中学生の夏期講習ってあまりイメージがわかなくて。夏期講習って、夏休み以外の塾の授業とどう違うんでしょうか?
教室長
集中的に勉強時間をとることで、通常の期間中はなかなかできないことも勉強できますよ。1学期の復習をしながら、力を伸ばしたい部分をもっと伸ばしたり、ニガテを克服したりする際に役立ちます。中学3年生なら、受験勉強を本格的にスタートするきっかけにもなりますね。もちろん2学期の予習もできますよ。
保護者
夏休みだけあって、内容ももりだくさんですね!長く勉強時間をとれるからこそ、これだけ多くのことができるんですね。
中学生の夏期講習ってどんな内容なの?
保護者
具体的には中学生の夏期講習ってどのようなことをするんでしょうか。
教室長
塾によって異なりますが、個別指導塾だと生徒さんの希望や目的に合わせて学習内容を選択できることが多いですね。たとえば基礎を固めたいお子さんは1学期までの内容の復習、応用力をつけたいお子さんは応用を中心とした演習、学校でよい成績を取りたい場合は2学期に習う内容の予習、といった具合です。
保護者
特定の単元を集中的にやることも可能なんでしょうか。
保護者
できる塾もあると思うわ。うちの子はニガテな単元を集中して勉強したり、受験に向けて力をつけたい単元に特化して応用問題をしたりしていたみたい。
保護者
特に遅れを取り戻したり、つまずきを解消したりできる点は助かるわね。休み明けに好スタートを切れそうですね。
教室長
夏期講習を機会に夏休みの課題を設定できる点もポイントですね。「今年の夏は夏期講習に通って学校の成績アップのために英語を伸ばす!」あるいは「夏期講習で数学のニガテを克服する!」といった目標を立てられれば、自宅にいて独りで勉強するよりも、勉強のモチベーションも上がると思いますよ。
夏期講習のフル活用で約半年分の学習効果も!
保護者
でも、塾がよい学習内容を用意してくれていても、それがしっかり定着するかが心配です…。夏期講習の効果ってどのくらいあるんでしょうか。
保護者
たとえば夏休みの間に集中して部活動をやっていれば、それだけ上達するじゃない?同じように休み中に集中して勉強すれば、その分学力がつくこともイメージしやすいんじゃないかしら。
教室長
夏休みは約40日ありますよね。その間に塾の授業を最大限活用しながら計画的に勉強すれば、夏期講習期間だけで通常期間の約半年分の授業を実施できるのです。もちろん授業ごとに宿題も出るでしょうから、お子さんにとっては相当な負荷がかかりますが、これだけみっちりやれば、夏のあいだに相当な実力がつきますよ。
保護者
夏だけで半年分もですか!夏期講習を活用するかしないかで、大きな差が出てきそうですね。
保護者
「勝負の夏」と言われたり「夏を制する者は受験を制す」と言われたりする理由がわかるような気がしますね。
教室長
受験生でもないかぎり、一気に半年分をやるのは難しいかもしれません。個別指導塾であれば、スケジュールを比較的自由に組めたり、授業の振り替えもできたりするので、夏休み中に部活動などが忙しいというお子さんでも通いやすいですよ。また決まったコースがないので「この単元を伸ばしたい!」であるとか「ニガテなこの部分を克服したい!」などといった、お子さん1人ひとりの勉強スタイルに合わせた授業が受けられます。
保護者
うちの子にピッタリ合うようなプランを組み立ててくれるのはいいわね。こんど駅前にある個別指導塾に行って相談してみようかしら。