塾からの連絡や、近所からの報告で自主欠席がわかったとき

保護者

実は先日うちの子が塾をサボっていたようで、塾から電話が掛かってきたんです。宿題を出さないこともたびたびあったみたいで、どうしたらよいか悩んでしまって。

教室長

お子さんの成果を期待して通わせていたということもあり、それはショックですね。

保護者

帰り道が暗いこともあるし、心配でもありますよね。塾に行かなかった理由は何だったんですか?

保護者

理由は聞いたんですけど、ショックからつい叱りつけてしまって会話が続かなくなってしまいました。

保護者

思春期というのも理由を聞けなくなってしまった原因の1つかもしれないわね。

保護者

そうですね。でも学校帰りにそのまま塾に行くことが多いので「この時間は塾にいる」という安心感があるだけに、どこにいるのかわからない状態は不安になるわよね。

保護者

そういう保護者としての不安も伝えたかしら?お子さんの気持ちをきちんと聞くという意味でも、ちゃんと話し合ったほうがいいわ。

保護者

嘘をついてサボってしまうことは、社会に出たときに信用を失うことにつながると思います。うちの子に相手を裏切るようなことをしてほしくないという気持ちから理由も聞かず叱ってしまいましたが、保護者としての不安を伝えた上で、もう一度しっかりと話し合ってみますね。

保護者

「塾をサボっていた」という結果を叱るだけでなく、保護者としての不安な部分も伝えてあげれば、素直に理由を教えてくれるかもしれないわ。 

「塾に行きたくない」と言いにくい理由

保護者

うちの子は部活動にばかり一生懸命だから、勉強もがんばってほしくて塾に通わせているんだけど、やっぱりいやだったのかしら。

保護者

中学生になると部活動にも力を入れる生徒さんが多くなりますよね。マスター、部活動と塾の両立は難しいものなのでしょうか?

教室長

勉強以外に熱中しているものがあり、最初は塾や勉強に対してあまり乗り気ではないというケースもあるかと思います。しかし、塾に通ううちに勉強のやり方が身につき理解が進めば「できる・わかる」という自覚ができるので、勉強への意欲も芽生えてくると思います。

保護者

なるほど、そうなんですね。

教室長

とは言え、進学のための塾の場合は学校とは違うペースで授業が進みますし、「できない・わからない」の壁にぶつかりやすく、課題に対してもわからないからやりたくないと思ってしまうケースもあるようです。

保護者

勉強が思うようにできていないことに、お子さん自身も焦ってしまうのかもしれないわね。それに、勉強が思いどおりに進んでいないことを素直に言うのは難しいことだわ。

保護者

そうですね。実はうちの子もいくつか習い事があるので、部活動との両立をどうしたらよいのか考えているところなんです。

教室長

お子さんにとって部活動が苦でなければ、無理にやめさせる必要はないかと思います。学校生活での評価にもつながりますし、お子さんの気分転換にもなっているかもしれません。また、複数通っている習い事が時間や体力的に負担になってしまうようであれば、やめてしまうのではなく、回数を減らしたりするのも選択肢の1つです。部活動にしても習い事にしても、どのように両立させていくかはしっかりお子さんと相談してみましょう。

保護者

うちの子も、部活動と塾の両立で悩んでいたのかもしれないわね。

教室長

塾に行かなかったことについて、お子さんにも負い目があることと思います。ここは優しく耳を傾けるといった姿勢で、しっかりと話し合い、よい解決方法を見つけるという考え方で接してみるのがよいと思いますね。 

 

 

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教室長

ほかにも集団指導型の塾の場合、大勢の生徒さんのなかで質問するタイミングがわからないというケースもあるようです。これも結果として、「わからないからやりたくない」につながってしまうおそれがあります。

保護者

確かに、うちの子にも「わからない、できない、やりたくない」という流れがあったかもしれないわ。

教室長

集団指導の塾にもメリットはたくさんあります。しかし、もし大勢の生徒さんのなかで質問することができず授業についていくのも大変になっていくようであれば、自分のペースに合わせて理解を進められる個別指導の塾に変更してみるのもよいかもしれません。

保護者

集団指導と個別指導、どちらが性格に合っているかということも大切なんですね。

保護者

そうね。塾では講師と生徒さんのコミュニケーションが学力向上の鍵になるわ。進学を目的に通っている塾で勉強につまずいてしまったのであれば、お子さんのペースに合わせた塾で学力アップを目指してから、受験への追い込みとして集中講座などに申し込むのも1つの手だと思うわよ。

教室長

そうですね。お子さんが塾に行っていない、何度も塾に遅刻してしまう、塾の宿題をやっていかないといった場合は、叱るだけではなくお子さんの気持ちに寄り添ってしっかり話を聞くことが大切です。明確な理由があって行きたくないときもあれば、ただなんとなく行きたくない、もっと好きなことをしたいといった時期なのかもしれません。お子さんが塾をサボっていたとしても叱りすぎずに様子を見て、きちんと話を聞いてあげましょう。 

 

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