夏期講習とはどんなもの？上手に利用して集中的に学力アップをしよう

勉強における夏のメインテーマは、受験対策と苦手克服という方も多いのではないでしょうか。学習塾・進学塾の夏期講習を上手に利用して、着実に実力を養いましょう。夏は日ごろの学習を見直す最大のチャンスです！

夏休みは集中学習で学力を養うのに最適な時期

保護者

今朝、夏期講習の案内が新聞折込みに入っていました。近所の学習塾からの案内だったのですが、夏の通塾などは考えていますか？

保護者

うちもどうしようか迷っているの。教室長はどう思いますか？夏期講習って、そもそもどんなことをするのか、よくわからなくて。

教室長

6月は、ちょうど夏期講習の受付が始まる時期ですね。夏期講習というのは、夏休みに集中して勉強するための特別講習のことです。多くの学習塾で開かれていますよ。

保護者

なぜ夏休みなのですか？

教室長

夏休みは地域や学校にもよりますが、おおむね約40日と長く、またそのあいだは学校の授業も進みません。ですから、１年でもっとも学習の調整をするのに適した期間なんです。

保護者

学習の調整は、具体的にどんなことをしたらいいんですか？

教室長

1学期の総復習をするのが一般的でしょう。理解が不十分な単元や、苦手な分野・教科を集中して勉強し、弱点を克服しておけば安心して２学期を迎えられるでしょう。

保護者

なるほど。

教室長

特に２学期は学園祭や体育祭、修学旅行などの行事がたくさんありますよね。勉強面での心配が減ると、学校行事にも積極的に参加できます。そのためにも、夏休みは秋からのスタートに向けて、しっかり学力をつけておきたいですね。夏休みにしっかり勉強しておけば、秋からの学力アップにつながっていきますよ。

保護者

やっぱり夏は大事なんですね。一口に夏期講習と言っても、塾によって特色があるのかしら？

教室長

そうですね、塾によってさまざまなプランがあります。たとえば、“合宿”や“5日間短期集中”など集中授業をするところや、朝から夕方まで授業を開いて、生徒さんが都合のよいクラスを選んで参加できるところなどがあります。

保護者

授業の内容も塾によって違うんですか？

教室長

はい。個別指導塾では「苦手な文章問題を集中的に勉強して克服する」「5教科をまんべんなく復習する」「勉強と部活動や習い事を両立させたい」など、自分の目標や予定に合わせたカリキュラムを立てられます。集団授業の塾でも、豊富に授業・コースを用意して、生徒さんが選択してカリキュラムを組み立てられるところもありますよ。

保護者

いろいろあって迷ってしまいますね。

教室長

お子さんの生活や勉強のスタイル、学習目標、予算などに合わせて選ぶとよいでしょう。ちなみに、夏期講習は６月下旬から７月上旬くらいまでに申し込むのが一般的です。人気の高い塾では、募集が始まってすぐに定員を満たしてしまうこともあります。早めに申し込んでおいたほうが気持ちの上でも準備ができますので、余裕をもって申し込みされるとよいと思いますよ。

夏期講習が人気なのは、成績アップ効果が高いから

保護者

夏期講習に通うメリットはなんでしょうか？

教室長

いくつかありますが、いちばんは“時間をかけてていねいに振り返り学習ができる”ことです。たくさん問題集やテストの問題を解くうちに、自分では気づかなかった弱点に気づけたり、ミスしやすい出題のパターンがわかったりします。解き方のコツがつかめるので、ケアレスミスが減り、解答のスピードも上がっていくでしょう。

保護者

なるほど、そうなんですね。

教室長

ほかにも、夏休みのあいだ、塾に通うことで生活リズムが保てますし、継続して学習することで学習習慣を身につけられるのも夏期講習の利点です。また、まわりのお子さんが勉強している姿は、いい刺激になると思いますよ。

保護者

たくさんのメリットがあるんですね！

教室長

はい。効果が高く、秋からの成績アップが期待できるため、夏期講習は人気が高いんです。夏期講習では、新学期にむけての先取り学習やこれでの復習ができ、秋からの好スタートや苦手克服に最適です。もちろん、受験対策にもおすすめですよ。

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