中学校でも小学校同様、保護者が集まって話し合いをする保護者会が開かれます。中学校の保護者会ではどのようなことを話すのでしょうか。今回は中学校の保護者会について、基本知識や注意しておきたいことなどをまとめてご紹介します。
目次
保護者会ってどんな感じ?
保護者
今度初めて保護者会に出るんですけれど、中学校の保護者会ってどんなことをするんですか?
教室長
保護者会は簡単に言うと、クラスの保護者が集まって、担任の先生と学校や生徒さんのことについて話し合う会ですね。
頻度は学期ごとに1回程度。授業を見学できる参観日や、保護者間の親睦を深める保護者懇談会と併せて開かれることが多いと思います。
中学校の保護者会は、小学校までの保護者会と同じところもあるし、違うところもありますよ。
保護者会ではどんなことを話すの?
保護者
中学校の保護者会ではどんなことを話すんでしょうか。
教室長
まず担任の先生から連絡事項があります。
最近のクラスの様子や直近の行事について話があるほか、学校からお願いがあることもあります。「自家用車では来校しないように」といったことや、お子さんの宿題の取り組み方といった注意点などですね。
保護者
クラスの様子については保護者は普段見聞きできないから、とても参考になりますね。
教室長
運動会や修学旅行といった行事についても、書類だけではわからないことまで伝えてもらえるので助かりますよ。
あとは保護者同士の話し合いがありますね。
保護者
どんなことを話し合うんですか?
教室長
年度初めは自己紹介をしたり、PTA役員や行事の係を決めたりすることから始めることが一般的ですね。あとはお子さんの日常生活について話すことが多いようです。たとえば、お子さんの携帯電話の使用について、放課後の過ごし方について、お小遣いについて、子どもの言葉遣いについて、などです。
教室長
保護者会で悩みを話し合うと「子どもについて悩んでいるのはうちだけじゃないんだ!」と思って安心することも多いですね。
保護者会で気をつけたいことって?
保護者
保護者会がどんなものか少しイメージがわいてきました!そのほか保護者会で注意することはありますか?たとえばどんな服装で行けばいよいかは気になるところです。
教室長
先輩保護者から事前に情報を集めておくのも手ですね。
カジュアル過ぎず、かといってフォーマル過ぎない程度がいいですね。たとえばブラウスやシャツにきれいめのスカートやパンツ、季節に応じてカーディガンやジャケットといったスタイルですね。
保護者
初めての保護者会で、挨拶は必要なんでしょうか。
教室長
自己紹介の時は軽く挨拶をしますね。お子さんの普段の様子を交えて簡単に挨拶すればよいと思います。
あと、もし保護者会委員(学級委員)になった場合は、毎回の保護者会で司会をすることになるので、挨拶が必要ですね。「本日はお足元の悪い中」とか「本日はお暑い中」といった季節や天候の挨拶に続いて、「お忙しいところお集まりいただきありがとうございました」という集まってもらったお礼を言うとよいですよ。
保護者
とても参考になります。あと担任の先生に聞いておかなければいけないことなどあれば教えてください。
教室長
自分のお子さんの悩みだけでなく、ほかのお子さんも悩んでいそうなことを中心に相談するとよいですよ。普段の授業の様子は第一に聞いておくとよいですね。生徒さんたちは集中して授業を受けているか、授業の進み具合はほかのクラスに比べて遅れていないか、といったことです。成績のことについては、クラスや学年全体の学力レベルは地域でどのくらいのレベルなのか聞いておくとよいと思います。
保護者
子どもたちは「自分はクラスで何位だった」とか「学年で何位だった」っていう情報しか持ってこないですものね。受験を視野に入れると地域でのレベル感も知っておきたいです。
教室長
あとは家庭での勉強方法や必要な勉強時間の確保の仕方についてアドバイスをもらってもよいでしょう。また受験の動向についても保護者やお子さんだけではなかなかわからないところがあると思いますから、先生にしっかり聞いておくとよいと思いますよ。
保護者
ほかの保護者がどんなことに疑問や意見を持っているのか、アンテナを張って見つめてみるような気持ちで臨むと、得るところが大きそうですね。