1日は24時間しかありませんね。その中で、勉強に使える時間は限られています。だからこそ、単に学習時間を増やそうとするのではなく、効率よく学習を進めていくことが大切です。勉強の効率アップを目指しましょう。
目次
学校の授業で意識したい効率のよい勉強方法とは?
保護者
部活動と勉強の両立ってできていました?
保護者
そうねぇ…そんなに勉強ってしなかったし、ニガテな科目もあったけど、好きな科目なら、そこそこの成績はキープしていたかしらね。
保護者
さすがですね。どうすれば部活動と勉強を両立していけるのかしら。
保護者
時間を上手に使うことじゃないかしらね。たとえば、学校で勉強している時間って長いわよね。
保護者
言われてみれば…たいてい6時間授業ですものね。
保護者
そうなの。でも、家に帰って勉強できる時間なんてせいぜい3時間くらいだと思うのよね。部活動で疲れていたら、宿題だけやって早く寝ちゃいたいくらいだし。
保護者
うちの息子もそんな感じです。宿題すらやり残したまま学校に行っていることもありそう…。
保護者
だったら、学校での勉強を見直すほうが賢いと思ったのよね。
保護者
授業をちゃんと聞くとか、質問をするとかそういうことですか?
保護者
それはもちろん大事なことだけど、もっと後の学習のことを考えて準備する時間に充てるの。特に大事なのがノートね。
保護者
あとでノートを見直すことも考えて、見やすく書くってことかしら。
保護者
見やすいノートっていうのはもちろんなんだけど、たとえば理科や社会なら後で暗記しなきゃならないじゃない? だから、覚えなきゃならない用語を赤やピンク、オレンジなんかで書いておいて、赤シートで消せるようにしちゃうの。
教室長
おもしろい話をしていますね。ノートを暗記ブックにするのもよいですが、同時に教科書も暗記ブックにすることができますよ。特殊なペンでラインを引くと、緑シートで文字を隠せたり、最近はスマホアプリでも同様のことができたりと、便利な文具がいろいろあります。
保護者
へぇ。テスト前にノートを作り直さなくてよいのは楽ですね。
保護者
ノートに工夫をしておくと、成績に加点してくれる先生もいるから一石二鳥なの。暗記だけじゃなくて、要点をまとめておいたり、先生が黒板に書かなくても大事だと思ったらメモをしたりね。
教室長
理科や社会だけでなく、英単語やイディオム、数学や理科の公式、社会の年号・年表なんかは、板書用のノートとは別にまとめておくと便利です。通学中やちょっとした空き時間にパッと見ることができますからね。
保護者
そういう工夫を、授業中にやっちゃうんですね。考えたこともなかったです。
教室長
数学などでは、解けなかった問題や授業中に理解が不十分だった問題にチェックをつけておくと復習が楽になります。教科書に付箋を貼っておいて、しっかり理解できたら付箋をはがしていく、なんて方法もありますよ。
保護者
そうそう。私も後で復習しようってところは目につくようにしていましたよ。教科書やノートに付箋を貼ったり、筆箱のフタにメモを貼りつけたり。
教室長
もちろん、家庭学習も必要ですが、学校での学習を見直すほうがずっと効率よく成績アップできるんですよ。こういった工夫は大人になってからも生きてきますし、情報をうまく整理する力はいろんな場面で役に立ちますよ。勉強効率を上げるノートの作り方は、こちらの記事でご紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
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プリントやテスト結果を活用して効率よく勉強しよう!
保護者
あとはそうねぇ…授業で配られたプリントや小テストは大事にしたいわね。
保護者
プリントからそのままテストに出す先生とかいましたね。
保護者
そうなのよね。特に先生手づくりのプリントや、授業中に書き込んでいくようなプリントって、先生が大事だと思っていることがまとめてあるから、定期テスト攻略の近道なの。だから、プリントは必ず理解して覚えることが大事よね。
保護者
でも、ノートみたいに全部赤で書いたりはできませんよね。どうやって覚えたらよいのかしら。
保護者
昔はノートに問題を書き写したりもしていたけど、今なら家にコピーのできる複合機がある場合も多いし、コピーをとって答えを消してみる、なんて方法が簡単かしらね。プリントによっては、答えを折って隠すだけで済むものもあるし、そこは臨機応変にって感じね。とにかく、何度も解けるように工夫することが大事だと思うわ。
教室長
そうですね。反復演習が大事です。私も、誤答は繰り返しチェックして、誤答の数だけ解き直すくらいやり込むようにしていましたよ。
保護者
間違えた数だけ解き直す、かぁ。そこまでやり込んだことってないかもしれないです。
教室長
定期テスト後も、定期テストをきっちり活用したいですね。
保護者
定期テストを活用するんですか?
教室長
定期テストは、ある程度の範囲の理解度をチェックするテストなんですよ。ですから、得点だけ見て終わるのはもったいないです。まずは、どの分野がニガテなのかをしっかり把握し、その上で誤答を解き直したり、ニガテ分野をもう一度まとめ直したりすると、模擬試験や積み上げ教科の成績もアップしてくるんです。
保護者
そっか。定期テストの積み重ねが模試や入試につながっているんですね。なるほど。
教室長
とはいえ、定期テストは模擬試験ほど詳細な分析が返ってきませんから、誰かに解析してもらえるとさらによいんですけどね。
保護者
塾の先生が見てアドバイスをくれたりすることもありますよね。
教室長
塾の先生にも見てもらうと定期テストの結果を解析してもらえますよ。同時にニガテ分野を先生に把握してもらえるので、カリキュラムもニガテ分野を踏まえたものになります。1人で考えるよりもずっと効率がよいですね。
保護者
そっか、定期テストは内容まで塾の先生に見てもらうのがよいんですね。効率よく学習できるよう、私も息子たちに伝えてみます。