勉強しなければと思って机に向かっても、どうにも集中できなくて勉強が進まない。そういうことは誰にでもあるものですね。今回は、勉強に集中するために気を付けたいポイントについて、食事、生活習慣、教材の選び方の3つから一緒に考えていきたいと思います。
目次
食事だって集中するためには重要です!
保護者
集中力って、どうすれば身につけられるんでしょうね。
保護者
あら、お子さんの勉強のこと?
保護者
そうなんです。さっき勉強を始めたと思ってのぞいたら、もうマンガを読んでいたりして。
教室長
集中が続かない原因はたくさんありますが、まず見直すのは生活習慣ですね。
保護者
睡眠をしっかりとるとか、そういうことですか?
教室長
そうですね。良質で十分な睡眠の確保ももちろん大切です。でも、それだけではないんですよ。
保護者
生活習慣と言えば…食事とか?
教室長
そうです。実は、集中力の低下には栄養が密接に関与していることがわかっているのです。人は食べたものを分解し、吸収して身体をつくっています。そして、近年の研究では身体だけでなく心にも栄養が大きく関わっていて、うつ病の治療にも食事療法が効果的であるとされるほどなんですよ。
保護者
そんなに重要なんですか?
教室長
心は脳の働きで、脳をつくるのも栄養です。朝ごはんを食べずに登校したり、偏った食事を続けたりしていれば集中力もなくなりますし、加えて判断力や記憶力も低下し、さらにストレスやイライラも増加してしまうのです。
保護者
集中力を高める食べ物とかあるんですか?
教室長
そうですね。バランスよく食べることが基本ですが、ビタミンB群は特に重要です。例えば、ビタミンB1は、エネルギーになる糖を効率よくエネルギーに変えてくれる重要な栄養です。また、デンプンを糖に変えるためにはビタミンB6が欠かせません。
保護者
あっ、そういえばカルシウムの多い牛乳とか乳製品なんかも、集中力を高めると聞いたことがあるわ。
教室長
そうですね。カルシウムが足りないと、イライラした気持ちになって、集中できないなんてこともあるようです。
保護者
なるほどね。チーズやヨーグルトならヘルシーだし、それで集中できるならいいわね。糖分のとり過ぎには気を付けないといけないけど、受験生の夜食にはちょうどいいかもしれないわ。
集中できるパターンを見つけてみる
保護者
ほかにも勉強に集中するコツってあるんですか?
保護者
そうね。私が学生の頃なんか、勉強し始めるとすぐに眠くなっちゃったわ。
教室長
そんな時は好きな歌を口ずさんでみるのも結構いいですよ。
保護者
えっ!勉強に集中できなくなったら、いきなり歌っちゃうんですか?
教室長
ちょっと意外かもしれませんが、声に出して歌うと、身体中のいろんな神経が刺激されて、とても高い覚醒効果があるのです。好きな歌で気分を上げると、ストレスにも効果がありますから、ぜひやってみてほしいですね。ただ、あんまり夜更けにやると、家族にも迷惑をかけますからほどほどに。
保護者
あはは、確かにそうね。
教室長
あと、集中力を高めるのに、適度な運動も必要ですね。テスト前とか、受験直前期などは特に注意が必要なのですが、1日中座りっぱなしだと、運動不足になってしまい、だんだん集中力がなくなってくることもあるようです。
保護者
やっぱり汗をかくくらいランニングとかしないといけないんですか?
教室長
いえ、座りっぱなしだと思ったら、近くをちょっと歩くだけでもいいんです。あとどうしても眠い時には、短い時間でも眠った方が集中力もアップしますよ。ポイントは、20分未満でアラームをセットしておくこと。中途半端に長い時間眠ってしまうと、深い眠りの周期に入ってしまい起きることがツラくなります。脳だけを休息させるようにすると、スッキリします。このようにうまく集中を持続させるパターンをいくつか見つけておくとよいと思います..
問題集を吟味しよう
教室長
あと大事なのは、問題集を見直すことですね。
保護者
復習するってことですか?
教室長
いえ、問題集が自分に合っているかどうかを見直すということです。たとえば、問題集が難しすぎるとやる気がなくなるのは当然です。逆に、かなり勉強のできる子に簡単な問題集を与えてもやる気は起こりません。
保護者
難しすぎも簡単すぎも、集中できない原因になるんですね。
教室長
「やっても意味がない」と感じてしまうとやる気は出ません。特に勉強に苦手意識のあるお子さんの場合には、比較的に平易で問題数が少ない問題集がおすすめです。
保護者
簡単な問題集でいいんですね。
教室長
まずは問題集を1冊最後までやってみようと思うことが大切です。その積み重ねが勉強に対する苦手意識を軽減することになります。
保護者
短い時間だけなら、集中もしやすいですよね。
教室長
あとは、キッチンタイマーを使って時間を計り、「○分で解けるところまで」と決めるタイム型の学習がおすすめです。同じ1時間勉強するのでも、10分×6回の方が集中力が続きます。もう少し集中力がついてくれば、「今日はこの問題を解くぞ」というタスク型の学習に切り替えていくといいでしょう。
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