社会のグローバル化に伴い、英語はますます重要視されています。まずは中学生のうちに土台をつくることが肝心ですが、実際にはニガテ意識を持っているお子さんもたくさんいます。今回は、英語の上達に必要なことをご紹介します。
目次
英語に親しむためのポイントは?
保護者
英語って大変ですよね。違う言語を好きになるっていうこと自体、簡単じゃないですし。
保護者
そうよね。英語はこの先ずっと必要な科目だから、一度ニガテ意識を持っちゃうと大きな影響が出そうで心配…。
保護者
英語がニガテなお子さんって、単語1つを覚えるのも苦労するわよね。それなのに、覚えることは単語以外にもかなり多いから、もっとニガテになるのかも。
保護者
子どもが積極的に勉強するには、やはり英語を好きになるしかありませんよね。教室長はどう思います?
教室長
英語を好きになるには、やはり「英語は楽しいものだ」とお子さんに認識させることが大切だと思います。本格的に文法が始まる中学1年生のうちに、そのイメージをつけておきたいところです。
保護者
何かよい方法ってありますか?
教室長
家族で勉強することが重要になるのではないでしょうか。特に単語を楽しく覚えることは大切でしょう。ゲーム形式で、単語を覚えていくのです。身近なキッチン用品や、食べ物などを英語に直し、食卓で問題を出し合うのもよいでしょう。
保護者
子どもとのコミュニケーションにもなりますね。さっそくやってみます!
英語の上達に必要なことって?
保護者
英語に興味を持った上で、英語の上達のために必要なことってありますか?
教室長
英語の上達において、重要なことは3つです。1つは今お話しした単語力ですね。語彙力がないと、必ず長文読解で苦戦してしまいます。英会話においても、文法が多少できていなくても、単語で意味が通じることもあるんですよ。だからここは特に注力しておきたいですね。
保護者
2つ目はやはり文法ですか?
教室長
ええ。文法がわかれば、文のつくりが見えてきます。文法はバラバラの単元で覚えようとしないことが肝心です。
保護者
どういうことですか?
教室長
be動詞と一般動詞の違いや、単数形と複数形の違いなど、すでに習った単元と比較して学んでいくと、わかりやすくなります。言語はルールがたくさんあります。それをただのルールとして教えずに、この部分は、ここと比べてこう違うといったように、文法同士のつながりで学ぶことをおすすめします。
保護者
確かにそのほうがわかりやすそうですね。ちなみに文法が楽しくなるには、どうすればよいんでしょうか?
教室長
1番よいのは、成功体験を増やしていくことだと思います。わかりやすい例でいえば、問題に正解する回数を増やすのです。最初は難しい参考書などは使わないことです。学校で習ったことが、そのまま生かせるレベルの教材でやりましょう。そうすればたくさん正解でき、手応えを感じやすくなるでしょう。
保護者
問題を解く以外では、何か楽しむ方法はありますか?
教室長
英語の本を読んでみるなんてどうでしょう?絵本なら、中学1年生の英文法で対応できるものもたくさんあります。英語の本を家族で一緒に読み、わかりそうな部分だけお子さんに読んでもらうなどすれば、読めたときに、英語が楽しくなります。
保護者
それは名案ですね!3つ目はなんですか?
教室長
3つ目は、英語にとにかくたくさん触れることです。正直なところ、学校生活だけでは不十分です。だからこそ、英語の歌や本、テレビなどでも英語があるとよいですね。ただ、あくまでお子さんが嫌がらない程度にすることです。
保護者
確かに英語に抵抗がなくなれば、勉強が楽しくなるかもしれませんね。
中学生がこれから英語を伸ばすためのコツ!
保護者
教室長、各学年の英語勉強で、気をつけておくべきことはありますか?
教室長
ありますよ。たとえば中学1年生のお子さんなら、まずは英語を好きになることです。ご両親も、そこには気をつけてほしいですね。英語は特に「勉強」という気負った気持ちにさせないようにしたほうがよいですよ。
保護者
でも、日常で英語に触れる機会をつくるってなかなか難しいですよね。
教室長
意外とそんなことはありませんよ。英語の絵本を用意してあげたり、簡単な英語のアニメのDVDを借りてきたりするのもおすすめです。また、最近では英語に触れられるアプリもたくさんあるので、調べてみてもよいかもしれませんね。
保護者
へぇ、そんなものがあるんですね。では、中学2年生になったらどうするべきですか?
教室長
中学2年生は、英語の基礎固めの時期です。中学1年生で習ったことを、本格的に使用し始める時期なので、多くの演習問題を腰をすえて解く時間を取るべきですね。独りで勉強するのが難しければ、個別指導塾に入ってみるのも手だと思います。
保護者
そうなんですね。問題をたくさん解いて、知識が使えるようにすることが大事なんですね。中学3年生になると、やはり受験対策ですか?
教室長
ええ。中学3年生では否応なく受験があるので、ここで一気に英語力を伸ばしたいところです。リスニングと長文読解が本格化してきますしね。
保護者
それまでに家で英語を聞く習慣がついていれば、リスニングにはスムーズに入れそうですね。
教室長
そうですね。ニガテ意識がない分、リスニング能力も早く上がるかもしれません。
保護者
長文読解も、中学2年生で文法の基礎ができていれば、負担は少なくなりますね。
教室長
その通りです。長文読解は、いわば文法の総合問題です。もちろん中学3年で習う文法もありますが、それまでの基礎が築けているかいないかで、必要な労力は変わってきます。たくさん長文が読めるようになれば、それが高校でも生きてきます。
保護者
よくわかりました。ありがとうございます!