受験生の夏休みに、必要な勉強時間は1日8時間!?

最初に質問です。
受験生の夏休み、1日にどれくらいの勉強時間が必要でしょうか?

塾で勉強している時間も含めて、8時間を目安に勉強時間を確保すべきと耳にしたことがあるかもしれません。
でも勉強で大切なのは、何時間勉強したかではなく、どれだけ定着してアウトプットできるようになったか、という成果です。

受験に合格するには、現状の成績と志望校合格に必要な成績のギャップを埋めなければいけないので、必要な学習時間はそれぞれ違ってきます。
個人差があるので、「〇時間勉強しているから大丈夫」「△時間しか勉強していないから心配だ」と時間だけで評価するのは危険です。

とはいえ、志望校合格を目指すには、学習量は確保しなければいけないのは事実。
夏休みは学校がないので、学校に行っているつもりで勉強をすれば、多くの学習量を確保でき、志望校合格に近づくチャンスです。

受験生の夏休みと考えると、勉強漬けの辛いイメージがあるかもしれませんが、きちんと「夏休み中にやること」と「1日の学習計画」を立てて学習に取り組めば、効率良い学習が可能です。
しっかり自由時間も確保できるので、前向きに受験の夏に突入しましょう。

夏休みを上手にいかせば、塾の半年分に匹敵する学習効果が得られます。勝負の時期と気合いを入れて学習に取り組んでくださいね。

 

学力を底上げ!夏休みにやっておきたい3つのこと

夏休みは、計画的に効率よく勉強をすれば、まとまった学習時間がとれる良い機会です。
ここでは、夏休みにやっておきたい3つのことをご紹介します。

 

やること① 夏休みは苦手克服 最後のチャンス!        

苦手を克服するには、まず、自分の苦手や教科や分野を把握することが必要です。
その上で、苦手になってしまったところまでさかのぼって学習をしないといけないため、時間がかかります。
学校がある日々の勉強の中で、苦手克服まで取り組むのは難しいものですが、夏休みのようにまとまった時間があるときこそ、腰を据えて苦手克服に取り組むチャンスです。

まずは過去の定期テストや模試を見直したり、5教科の復習ができる問題集を解いたりするところから始め、よく間違えるところや不得意なところを発見しましょう。
その分野を重点的に復習すると、効率良く苦手克服ができます。

夏休みは学校の授業が進まないので、集中して苦手克服に取り組める貴重な期間。この期間に苦手分野を克服して周囲に差をつけ、受験勉強に拍車をかけましょう!

 

やること② 今までの総復習と今後の予習で、受験の土台固め!

中3の授業内容は、中2での内容をもとに積み上がっていくもの。中1・2の内容がしっかり身についていないと、中3での授業内容を習得するのがさらに大変になってしまいます。

また、高校受験は基本的に中学校3年間に倣ったことが出題範囲になるので、夏休み中に中3の1学期までの総復習をしっかりしておくことが大切。
さらに、中3の夏休み明け以降の予習をして、高校受験の土台をしっかり固めておきましょう。
基礎力が固まっていないと、応用力をつけることはできないので、夏休み中の土台固めは欠かせません。

とは言え、いくら夏休みにまとまった学習時間がとれるとは言っても、中1~中3の1学期までの内容を総復習するのは、とてつもなく時間がかかります。すべての分野・全教科を同じように復習していたら、誰でも時間が足りなくなってしまいます。

じっくりと時間をかけて学習し直す単元はどこか、演習量を増やして解答の正確さやスピードを上げるべき単元はどこかなど、優先順位や強弱をつけて学習することが必要です。

 

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やること③ 勉強の優先順位を決める!~5教科別の勉強法

時間がたくさんとれる夏休みとはいえ、全教科をまんべんなく学習する時間を確保するのはなかなか難しいもの。優先順位を決めて、効率良く学習するのがポイントです。
ここでは教科別の勉強法をご紹介します。

 

英語・数学

まずは、英語と数学の復習を優先的に行うのがおすすめです。英語と数学はいわゆる「積み上げ式」の教科なので、苦手単元があると、次の単元でもつまずいてしまうことになります。

そのため、苦手単元だけを復習すれば良いわけではなく、苦手になった原因を明らかにし、その原因になったところから、さかのぼって連鎖的な復習をする必要が出てきます。

どうしても復習には時間がかかってしまいますし、苦手となった原因を特定するのも大変です。ただ、中学校で習う範囲に関しては、向き・不向きといったことはないので、正しい勉強法で取り組めば苦手は克服できることがほとんど。

苦手だから……と毛嫌いせずに、夏休み中にしっかり復習に取り組んで、苦手意識をなくしましょう。

 

理科・社会

理科・社会は、積み上げ式の英語・数学とは異なり、勉強した分だけすぐに得点に反映されやすい教科です。
まずは基本的な問題を繰り返し解き、基礎知識を入れて、基礎固めを行いましょう。
その後、覚えた知識を使って解く練習に力を入れることが大切です。

 

 

夏休みの勉強効率を上げる!学習計画を立てる4つのコツ

やることを決めたら、どうすれば実行できるかを考えましょう。
夏休みは長いとは言え、無計画に過ごしていたら、あっという間に終わりがきてしまいます。
夏休み最終日に慌てたり、後悔したりしないよう、学習計画をしっかり立てておくことがおすすめです。
きちんと計画を立てて、充実した夏休みにしていきましょう。

ここでは、夏休みの学習計画を立てるコツを4つ、ご紹介します。

 

学習計画のコツ① 夏休みのやることリストを作成

無計画に夏休みの学習をスタートさせてしまうと、時間ばかりがかかる割に、成果が得にくくなってしまいます。

限られた夏休み期間に、あれもこれもすべてやるのは難しいので、まずは「各教科のやることリスト」や「重点的に復習したい苦手分野のリスト」を作りましょう。

夏休みのうちに学習したい内容と項目を明確にして、学習に取り組むのが大切です。

 

 

学習計画のコツ② 夏休み1日のスケジュールを考える

夏休み中にやることを決めたら、1日のスケジュールを考えましょう。

このとき、長時間続けて勉強するような計画は立てないこと。
どんなに集中力が高い人でも、ずっと集中し続けることは無理です。勉強効率を上げるなら、休憩時間や自由時間をしっかり挟んだ計画を立てることがおすすめです。

例えば、午前3時間、午後3時間、夕食後2時間など。

入試本番は、午前中に試験があることがほとんどなので、夏休み中も起床時間は学校に行っているのと変えないように設定するのがおすすめです。
夏休み中に生活リズムを壊してしまわないよう、勉強のスタート時間は必ず決めて守るようにしましょう。

 

学習計画のコツ③ 予備日・予備時間を設ける

スケジュールを立てるコツは、無理のない計画を立てること。

作成したやることリストと、1日のスケジュールができたら、夏休みの期間内で5日から1週間くらいの単位で、やることを大まかに振り分けておきましょう。

予定が多少ズレても修正がきくように、週1回程度の予備日や1日の中で予備時間を設けるなど、余裕のある計画を立てましょう。
順調に学習が進めば、予備日はリフレッシュ時間を多く取ることもできます。それが励みになって、モチベーションアップや効率アップにも。
メリハリを大事にして、夏休みの予定を組んでみましょう。

 

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学習計画のコツ④ 量だけじゃなくて質も大切に

1日のスケジュールは時間で区切って立てるため、つい勉強した「時間」に注目しがちになってしまいます。
ですが、本当に大切なのは「時間」ではなく、

・どれくらい解けるようになったか
・どれくらい覚えたか

 

という「質」の方です。
3時間勉強したとしても、その3時間が集中できずに、ダラダラと過ごした3時間では意味がないですよね。

夏休みの勉強を進める際には、勉強時間をとにかく消費することにならないよう、その時間内に何を達成する必要があるのか、何ができるようになっていれば良いのか、目的・ゴールを決めて取り組むようにしてみてください。

また、どれくらい問題を解いたか、で解いた「量」がゴールにならないようにも注意が必要です。解いただけで解きっ放しだったり、答え合わせをしても解答の根拠やプロセスを確認していなかったり、となると、問題を解いただけで何も身についていないということになりかねません。

問題を解いたら、解答の根拠やプロセスも確認し、理解する、というところまで勉強するように心がけると、入試本番でも解答できる力が身につきます。

 

 

受験勉強のモチベーションをあげるには

最後に、受験勉強のモチベーションをあげる方法をご紹介します。
受験までは長丁場。途中で勉強がきつくなることも、モチベーションが下がってしまうことも、どうしたってあります。
モチベーションダウンした状態で勉強を無理矢理進めても、頭に入ってこないことが多いです。

だからこそ、モチベーションダウンしない工夫を取り入れながら、受験勉強に取り組んでいきましょう。

 

 志望校(=目標)を決めよう

受験勉強のモチベーションをあげるのに大切なのは、早めに志望校(=目標)を決めることです。

目標や目的がないまま走るのは、どこへ向かって良いのかわからなくなってしまいます。
また、目標が決まらないと、合格するために何をどれくらいがんばれば良いのかも具体的にイメージができません。

進む方向、進み方が定まらないままでは、「やる気が出ない」「机に向かってもなかなか勉強に集中できない」ということになってしまいます。

ありがちなのが「偏差値が上がったら志望校を決めよう!」と思っているパターン。そうなると、実はなかなか成績は上がらないものです。
今の現状に合わせて志望校を選ぶのではなく、行きたい志望校・憧れの志望校を定めて、そこに合格するために受験勉強を進めていきましょう。

「この学校に行きたい!」があると、受験勉強のモチベーションも上がり、前向きに取り組めるようになり、勉強効率も上がります。
裏を返せば、志望校(=目標)がないまま勉強をしても、十分な成果を得られません。志望校(=目標)は途中で変えても問題ないので、必ず志望校を決めてから夏休みの勉強に取りかかることが大切です。

受験勉強のための勉強ではなく、憧れの高校に合格するための勉強を始めましょう!

志望校選びのポイントについては、まなビタミンLINE友だち登録で手に入る「高校受験に向けて、成果につながる夏休みの過ごし方」の電子ブックでご紹介しているので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

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オープンスクールに参加しよう

受験勉強のモチベーションアップには、オープンスクールに参加するのも良い方法です。

夏休みにオープンスクールなどのイベントを実施する高校も多いので、積極的に参加しましょう。
実際に学校へ足を運ぶと、ホームページやパンフレットで見るだけではわからない、在校生の様子や高校の雰囲気が体感できます。

具体的な高校生活に触れて、高校生活がイメージできると、「ここに通いたい!」という思いが強まり、それが受験勉強のモチベーションにもつながります。

文化祭や体育祭などの行事を公開していたり、部活の体験入部ができたりと、高校によって参加できるイベントは違います。また、説明会やイベントの開催がオンラインの高校もあります。
う。

気になる高校がどんなイベントを開催しているか調べて、受験勉強のモチベーションアップに活用していきましょう。

 

模試を受けよう

意外に思われるかもしれませんが、模試を受けるのもモチベーションアップの手段の1つ。

「まだ受験勉強を始めていないから、模試もまだ受けなくていいんじゃない?」という方も多いですが、効率的に学習するためにも、まずは現状・立ち位置をしっかりと把握する必要があります。
志望校と現状の立ち位置の差がどのくらいあるのかがわかると、それが受験勉強へのやる気にもつながるのです。

また、模試を受ければ「どこができていて、どこで失点しているのか」が確認できるので、力を入れて勉強するべき部分や優先順位が明確になり、学習計画も立てやすくなります。

さらに、入試問題の形式や試験の雰囲気に慣れておくことも、模試の重要な役割。自宅で受験可能な模試もありますが、「入試の雰囲気に慣れる」「受験本番で緊張しすぎない」ためにも、できる限り会場で受験されるのがおすすめです。

模試で大切なのは、その結果よりも、受けた後の復習と現状の把握。
受験勉強へのモチベーションへつなげるためにも、「受験勉強できていないからまだ早い」と思わずに、模試はぜひ早めに受験しましょう。

結果が思わしくなくても、「合格するために必要な改善ポイントを教えてもらってラッキーだった」と前向きに考えると、積極的に受験できます。

 

 

夏休みを有効活用して、志望校合格へ大きく前進しよう

いかがだったでしょうか。
夏は志望校合格へ近づく大きなチャンスです。
一方で、夏の勉強で失敗してしまうと、志望校合格までの道のりが遠くなってしまいます。
なぜなら、夏休み以上にまとまって学習できるチャンスが、高校入試まではもう残されていないからです。
また、勉強した知識が定着して、テストの得点力アップに結びつくまでには時間がかかります。

覚えた知識は、問題演習などを通して定着します。知識が定着して、思い通りに使いこなせるようになるには時間がかかるため、受験が近くなってから慌てて受験対策を始めても、すぐに結果を出すのは難しいのが実情です。

そして地域によっては冬休み前の11月や12月に中学校の先生と三者面談で受験校をほぼ決め手しまう場合もあります。このような地域の場合には、そこまでに学習成果を出さなければいけません。

さらに、夏休みからは周りの子たちも受験に向けて努力するので、夏にできた差はなかなか埋めることができなくなります。

高校受験は試験範囲が広いことが特徴の1つです。夏休みは長いようで短いもの。
だからこそ、夏にやるべきことと優先順位を決めて、計画的・効率的に学習することがポイントになってきます。

夏休みにやるべきみと、学習計画の立て方、勉強法などを電子ブックにまとめました。
まなビタミンのLINE友だち登録で、無料で手に入るので、ぜひダウンロードしてみてくださいね。

 

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夏休みの受験勉強に困ったら、個別指導に頼るのも手

「どのように計画を立てれば良いかわからない」「1人で勉強を進められるか不安」「子どもに合った勉強法を知りたい」という場合は、個別指導塾の先生に相談するのも方法のひとつ。

仕事や家事で忙しく、保護者の方が勉強をつきっきりで見るのは難しいご家庭は多いです。そんなとき、学習サポートを任せられる塾があると安心ですよね。

受験も苦手克服も。
この夏、本気で志望校を目指すなら東京個別・関西個別

個別指導塾では、

・学習状況や志望校に合わせて、必要な勉強方法や学習内容を提案
・気づかなかった弱点の原因の発見
・学習すべき単元の優先順位をつけた学習計画の組み立て方
・苦手単元の重点対策
・模試のチェック・分析
・志望校選びや併願校の提案など、受験・進路相談

など、いろいろな対策・サポートを受けられるのがうれしいポイント。
入試本番までの時間は限られているので、1人で悩まずに相談しながら勉強やスケジュール管理をしていくと、効率良く受験勉強を進められます。

 

無料体験授業で、塾や授業の雰囲気を確認しよう

志望校合格、成績アップのためには、お子さまに合った塾を選ぶことが重要です。
塾を選ぶ際には、ホームページや資料に目を通して、気になる塾が見つかったらまずは無料体験授業を受けに行ってみてください。
塾の雰囲気や実際の授業を体験・見学をすると、本当にお子さまに合った塾かどうかを見極められます。

目標・志望校にピッタリ合った効率の良い学習計画・勉強法で、合格へ向けて大きく前進する夏にしていきたいですね。

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