高校生の春休みは、新学年から良いスタートを切るための大切な準備期間です。限られた期間だからこそ、新学期から始まる授業や大学入試に備えて、有意義な時間を過ごす必要があります。
「春休みはどのくらい勉強したらいいの?」「具体的にどんなことをやっておいたらいい?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、新高1・高2・高3の方に向けて、春休みの有意義な過ごし方や勉強法のポイントをご紹介します。春休み中の効果的な勉強法を知って、周りと差をつけていきたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
目次
高校生の春休みこそ成績アップのチャンス!予習中心の勉強をしよう
高校生の春休みは、成績アップに向けた絶好のチャンスです。
とくに1学期は、1年間の中でも周りと差がつきやすい時期です。夏休みから2学期にかけては他のみんなも勉強に力を入れるため、この時期に差をつけることは難しくなります。だからこそ、春休みから1学期の期間を有意義に過ごすことが大切です。
では、この限られた春休みの期間をどのように過ごしていけばよいのでしょうか?
春休みには、次のような「予習中心の勉強法」を行うと、成績アップに向けて効果的な学習を進められます。
予習なしで学校の授業を受けると、基礎知識の習得や復習に時間がかかってしまいます。そうすると、学校の宿題や副教材は教科書やノートを見ながら解くことになるため、実際に問題を解く「問題演習」を効果的に取り組む機会が少なくなってしまいます。
そこで、春休みの期間にしっかり予習をしておくと、新学期が始まる前に基礎知識が身についた状態や、予習段階で分からなかった点が明らかになった状態になります。その結果、新学期から始まる授業の内容にもスムーズについていけるようになり、予習で分からなかった部分は授業で確認しながら復習できるので、より学習の理解を深められます。
さらに、学校の宿題や副教材も教科書やノートを見ながら解くのではなく、内容を理解したうえで、自力で問題を解く練習ができるので、効果的な問題演習の機会を増やせます。
思い切って、春休みは予習中心の勉強に振り切り、授業が始まる前までに知識を定着させておきましょう。そうすることで、「授業の内容が分かる!」「学校の宿題や副教材がすらすら解ける!」「定期テストで高得点が取れる!」というような「成功体験」を積み重ねられ、それが今後の自信にもつながっていくはずです。
なお、自分1人では効果的な学習が進められるか不安……と思う方は、生徒一人ひとりの状況に合わせて最適な学習プランを提案してくれる、東京個別・関西個別の春期講習もぜひ一度ご検討ください。詳細は以下よりご確認いただけます。
どうしても復習が必要になったら…? 復習に時間をかけすぎると、学校で習う新しい内容が十分に理解できず、テスト前は知識を詰め込んだり、ノートを見返したりすることに時間がかかってしまい、問題演習の機会が少なくなってしまう可能性があります。 そうすると、知識が定着せずに、演習不足でテストでも高得点がとれない……という悪循環につながってしまうため、春休みは予習中心の勉強法に振り切るのがおすすめです。 |
春休みの勉強は「時間」だけでなく「質」も大切
春休み中の勉強時間は、どのくらいが平均的なのでしょうか?なかには、高1の目安は1時間、高2の目安は4~5時間、受験生の高3の目安は5~8時間という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
確かに、このような勉強時間を確保することも大切ですが、目標とする進学先と現状のギャップによっても異なります。何より、最も重要なのは「何時間勉強したか」ではなく、「その勉強時間でどんな成果が得られたか」ということです。
たとえば、単に「1日〇時間勉強する」と決めて勉強しても、次のようなやり方では成績アップにつながりません。
- 予習内容をノートにきれいにまとめたり、単語帳を作ったりするだけで満足している
- 教科書を読みながらマーカーで線を引くだけで、内容を理解したつもりになっている
このようなやり方ではなく、「新しく習う単元の内容を、他の人に自分の言葉で説明できるようになるまで理解した」「教科書やノートを見なくても、基本問題がすらすら解けるようになった」というように、短い時間でも確実に成果を出すことを意識しながら学習に向き合いましょう。
そのためには、「この単元の苦手な部分を克服する」「教科書の〇ページまでの単語を覚える」など、あらかじめ目標を決めておくことも大切です。明確な目標があれば、限られた時間でも学習を効率的に進められるようになります。
【学年別】高校生の春休みにやるべきこと・過ごし方のポイント
ここからは、新高1・高2・高3の学年別に、春休みにやるべきことや過ごし方のポイントを見ていきましょう。
新高1:新生活の準備と学習習慣の継続をする
高校受験が終わり、いよいよ始まる新生活にワクワクしている新高1。春休みの期間は、通学路の確認や電子辞書・ルーズリーフといった高校生活に必要な物の準備を行いましょう。
それに加えて、これまでの生活習慣・勉強習慣を継続・定着させることも大切なポイントです。受験期間で身につけた勉強習慣を保てると、高校の勉強にもスムーズに入っていけるようになります。
とくに大学の推薦入試を考えている場合、高1からの成績が評価対象に含まれるため、入学直後から良い成績を残せるように準備しておく必要があります。
授業の予習はもちろん、春休みのうちに予習に関係のある単元の復習をして、これから始まる高校生活に備えておきましょう。
新高1の春休みの過ごし方や推薦入試について、詳しい内容は以下でもお伝えしているので、ぜひチェックしてみてください。
高校の入学準備で失敗しないために|準備するものやお金、過ごし方は?
【例文あり】大学の志望理由書の書き方&面接対策~学校推薦型・総合型選抜(AO入試)
新高2:英語・数学・国語の基礎を固める
新高2の春休み期間は、英語・数学・国語の基礎を固めるための勉強をしておくのがポイントです。
基礎的な内容でつまずきがあると、新しい単元の予習を進めるのも難しくなってしまいます。たとえば、数学の2次関数が苦手な場合、高2で学ぶ微分・積分を理解するのにつまずいてしまう可能性があります。
そのため、予習中心の学習を進めながらも、「ここがよくわからない」「この部分が苦手だな」と感じる箇所を見つけたら、すぐにその部分の復習に取り組むことが大切です。
具体的には、教科書や副教材を見直したり、分からない部分は学校の先生に質問したりして、苦手を克服していきましょう。
なお、新高2の春休みの過ごし方については、次の記事でも詳しくご紹介しています。
新高3:大学受験に向けた目標設定と早期対策を始める
新高3の春休みは、いよいよ大学受験に向けた準備が本格的にスタートする時期です。大学入試は多様化しているため、遅くともこの段階から受験対策を始めておくことをおすすめします。
春休み中に行きたい大学と学部をリストアップし、最終的な目標を決めておくことがポイントです。志望校や学部・入試方式といった最終的な目標が決まれば、受験に必要な準備を効果的に対策し始められます。
また、入試方式に応じて受験までのスケジュールを見据えた学習計画を立てることも大切です。とくに、一般選抜で受験を目指す方は、苦手な科目やまだ学習していない範囲がある場合は、春休みのうちに早めに対策・予習をしておきましょう。
新高3の春休みの過ごし方については、次の記事もチェックしてみてください。
新高校3年生の春休み、なにをして過ごせばいい? 春期講習を受講するメリットとは
春休みの効果的な勉強には「春期講習」の活用も一つの手!
春休みは短い期間ですが、効果的な学習を行うことで成績アップにつながります。予習中心の勉強法に振り切って効率的に学習を進め、新学年の授業や受験対策に備えましょう。
「春休みの限られた時間の中で、どうやって効率的に学習を進めたらいいの?」「自分1人だけで、春休み中に進めた方が良い勉強を網羅するのは大変……」という場合は、春期講習を利用する方法もおすすめです。
東京個別・関西個別の春期講習では、苦手な分野に絞った「復習」と新学年の授業に向けた「予習」をバランス良く行えるため、定期テストや受験に向けて効果的に成績アップできます。さらに、35年以上の指導実績から入手したデータをもとに、志望校合格に向けた学習プランも提案し、志望校選びもサポートしてくれます。
周りと差をつけて新学年から好調なスタートを切りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
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