部活動が忙しい!遊ぶ時間も趣味の時間もほしい!そんなこんなで気がつけばもう定期テスト2週間前ということはありませんか。こんな状況からテストを乗り切るには、どんな勉強スケジュールを立てればよいのでしょうか?今回は中学校でのテスト対策の組み立て方や考え方について、紹介していきたいと思います。
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【保存版】高校生の定期テスト対策~成績アップできる勉強の仕方とは?
目次
【2週間前〜のスケジュール】理系科目を中心に
保護者
定期試験の勉強って、普通はどれぐらい前から始めるものなんですか?
教室長
定期テスト対策を行う期間ということですね。学習塾などでは2~3週間前からテスト対策をするように指導するのが一般的です。
保護者
やっぱり定期テスト対策には、それくらいの時間が必要なんですね。うちの子ったらもうテストまで2週間しかないのに何も対策をしていないんですよ。学校の勉強を普段からコツコツやるタイプでもないのに…。
教室長
なるほど。それは確かにちょっと心配ですね。
保護者
定期テストの2週間前からどんなスケジュールを立てますか。
教室長
そうですね、私ならまずテスト範囲のうち、数学と理科の計算問題から手をつけます。これらの単元は直前に焦って勉強をしても点数につながりにくいですからね。
保護者
数学や理科の計算問題というと、問題集を使って勉強するんですか?
教室長
はい。ただし問題集は使いますが、この時点ではまだ解けなくても気にしません。解けた問題に◯、解説を読んだら理解できた問題に△、解けなかった問題に×の印をつけておきます。
保護者
なるほど。解けない問題を洗い出しておくんですね。
教室長
はい。そしてその作業を中心としながら他の教科にも目を向けます。国語はノートを中心に、英語は教科書を中心に、一通り試験範囲に目を通します。ここでも完全に内容を覚えようとしなくてOKです。とにかく一度は範囲にすべてに目を通し、まずは「何を覚えるべきなのか」を把握することが大切です。
保護者
最初の1週間は下地づくりというわけですね。
教室長
その通りです。
【1週間前〜のスケジュール】ワークや問題集に集中
教室長
そして残り1週間となったら、暗記で点数が取りやすい社会、理科の計算問題以外の単元を中心に勉強します。
保護者
なるほど、わかったわ。考え方を理解しなければならない問題はじっくり取り組んでおき、それから知識が問われる範囲に移るというわけですね。
教室長
まさにその通りです。まずは教科書やノートを見直し、問題集やワークをやることで基礎を定着させます。国語と英語は、前の週に覚えきれなかったところを埋めるように勉強していきます。
保護者
埋めるように?
教室長
国語と英語はこの時点ですべての範囲に目を通しているわけですから、問題集やワークをやっても「こんなの初めて見たぞ」となるものはないはずです。問題を解きながら「やったけど思い出せない」というところを、覚えなおしていくんです。
保護者
数学はどうすればよいですか?
教室長
数学もやはり、ワークや問題集を繰り返すのがおすすめです。前の週に、それぞれの問題に印をつけましたよね?
保護者
◯、△、×の印ですね?
教室長
【前日〜のスケジュール】徹夜は厳禁!
教室長
テスト前日はやはり、次の日の試験科目を勉強するのがベターですね。
保護者
最後の追い込みというわけですね。
教室長
数学や理科の計算問題は△や×がついた問題を、他の科目なら重要な暗記事項などを最終チェックします。ただし、どんなにがんばり屋さんであっても、徹夜をするのはおすすめできません。
保護者
私も中学生だったころに試験勉強で徹夜をしたことがあります。本番では頭が回らなくって…。
教室長
最低でも3時間は睡眠時間を取りたいところですね。
保護者
それはうちの子にもちゃんと伝えておきますね。
教室長
そして意外と重要なのが、試験当日の朝の勉強です。
保護者
前日はがんばって勉強した記憶があるけど、当日の勉強も重要なんですか?
教室長
試験本番が、その日起きてから初めて解く問題になるというのは避けたいところです。個人的には早めに家を出て、学校で今までやってきた問題集を解き直すのがおすすめですね。緊張感があったほうが頭が冴えてきますから。
保護者
なるほど。
教室長
ただ、朝の勉強が重要なのはその通りなのですが、時間を惜しんで朝ご飯を抜くというのはよくありません。いつも通り朝ご飯をしっかり食べて、脳を活性化させることが大切です。
保護者
わかりました。そのようにしてみますね。
教室長
試験2週間前から準備していくスケジュールを立てるとしたら、こんな感じになるでしょうか。しかし、本番が近づいてから焦らなくてもいいように、ふだんからコツコツ勉強することが大切ですよ。
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