効率的に勉強をするためには、適切な時間と方法で休憩を取ることが大切です。どのようにすれば効果的に休憩を取れるのでしょうか。今回は勉強と休憩の関係についてご紹介しましょう。
目次
ふだんの学習における休憩の役割とは
保護者
聞いてください。うちの子、なかなか勉強に集中してくれないんです。「勉強する」って言って自分の部屋に入っていったあと、しばらくして「何してるのかな」と思って見てみたら、携帯電話を触っていたりするんですよ。
保護者
確かに私たちの時代と違って、今は勉強の邪魔になる誘惑も多いわよね。私も受験勉強の前につい少女漫画を読んでしまったりしていたけど。
保護者
うちの子の気持ちもわかるんですけど、なんだか休憩ばかりしているように思うんです。それでそのことを言うと怒っちゃうし。困ってます。
保護者
勉強には適度な休憩が必要っていうけれど、ずっとダラダラしてしまうのも考えものよね。
教室長
そうですね。あまり長い休み時間をつくらず、あらかじめ時間を決めてきちんと休むことが大切です。
保護者
小休憩を入れれば、長い時間集中できるようになりますか?
教室長
集中力が切れそうになったら、勉強をいくつかの段取りに分けて、その間できちんと休憩を取ったほうが効率もアップしますよ。
保護者
そういえばうちの子も、小刻みに休憩を入れていたかもしれません。「短い時間集中したほうが勉強した内容が頭に入る」って言っていましたし。
教室長
そうですね。集中できないまま、机に向かうよりも、一度気分をリフレッシュしてみたほうがはかどるということは、大人も子どもも、同じなのではないでしょうか。
どう休憩する?タイミングと休憩中にやること
保護者
休憩時間ってどのように考えればいいのかしらね。前もって、いつ、どれくらい休憩するって決めておいたほうがいいのかしら。
教室長
そうですね。たとえば中学1、2年生で、まだしっかりと学習習慣のついていないお子さんであれば、30分集中して勉強したら、5分の休憩時間を取るといった考え方でよいかもしれません。英単語の暗記や計算問題の練習など、勉強する分量も決めて臨むと、時間内にやり終えようという気持ちになって集中できます。
保護者
勉強中に携帯電話ではなくて、ストップウォッチを使うのはどうですか?適度な焦りが集中力につながるんじゃないかと思って。
教室長
携帯電話で時間をみてしまうと、なにか誘惑になってしまう場合もあるので、専用のストップウォッチを使うのは、よいやり方だと思います。実際に個別指導塾などでは、机ごとにストップウォッチが用意されている場合もありますよ。
保護者
教室長は何時間も連続で勉強できたのでしょうけど、終わったらどんなことをしてましたか?
教室長
そうですね。私は陸上部だったこともあり、ストレッチをするのが習慣でしたね。足腰のメンテナンスということもあったのですが、勉強をすれば、肩や腕、首回りなどあちこちが張ってきますから、一緒にほぐしていましたよ。
保護者
学習時間と勉強の誘惑はセットで考えよう
保護者
子どもの勉強がはかどるように、親としてなにか協力できることはないですかね。
保護者
そうね。やっぱりゲームや漫画とかをきちんと管理してあげることじゃないかしら。あと、やっぱりスマホね。
保護者
そうですね。スマホはたしかに勉強のうえでは最大の天敵かもしれませんね。
教室長
ゲームや漫画などに触れていると時間の感覚がなくなってしまうので、注意が必要ですね。スマホもハマってしまうと、際限がありません。適度な息抜きになればよいのですが、スマホゲームなどで疲れてしまっては本末転倒です。きちんとご家庭でルールを決めたうえで、使わせるようにしたいものです。そのときに、できれば勉強に関する約束とセットにするとよいと思いますよ。スマホ依存に関しては、こちらの記事もご参考くださいね。
保護者
教室長のおっしゃるとおり、勉強の誘惑と、家での勉強はセットで考えるようにすれば、子どもに伝えるときにも説得力が出てきますね。主人ともよく相談してみたいと思います。
教室長
いざというときは学習塾を頼るのもおすすめです。家庭学習までしっかり見てくれる個別指導塾もあり、学習習慣も身につきやすいですよ。
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