“継続は力なり”と言いますが、勉強を毎日継続して続けていくのはなかなか難しいものです。自分のものにして、勉強することが日常になるようにがんばりましょう。
目次
継続して勉強する方法は?
保護者
毎日ちゃんと勉強するのって、やっぱり難しいものよね。
保護者
あら、どうかしたの?
保護者
うちの子たち、テスト前には勉強していたんですけど、テストが終わると全然勉強しなくって。ひどい結果が返ってきたのに全然平気なんです。
保護者
そういうの、私も覚えがあるなぁ。テスト前とか提出物の締め切り前とか、追い込まれれば勉強できるのにね。
保護者
そうなんですよね。私も毎日コツコツ勉強していたかと聞かれるとあんまりできていなかったので、他人のことは言えないかもしれませんが、それでもやっぱり、わが子のことは心配ですよね。
教室長
大人でも、毎日継続することは意外と難しいですからね。
保護者
確かにそうですよね。仕事で「どうしてもやらなきゃならないこと」はできても、「できればやっておいたほうがよい」といった程度の資格やスキルアップの勉強だと、全然続かないなんてこともあるわね。
教室長
人間、やらないことによって自分になにか不利益があると思うと、損をしないためにがんばれるんですよ。
保護者
そっか。仕事はやらないと怒られたり、社会的な評価が下がったり、不利益があるって無意識にわかっているからできるんですね。
保護者
でも、勉強だって将来自分に不利益があるわけじゃないですか。それでもがんばれないのはどうしてなんでしょう?
教室長
目標が漠然としていて、遠くにあるからでしょうね。勉強ができないと受験で困るなと思っても、それが具体的にはイメージできませんから、危機感が足りないのですよ。
保護者
それってよくわかるかも。提出物なんかも「出さなきゃ怒られる!」って思うと必死でやったものね。
保護者
あんまり先の話だと、がんばれなかったりしますよね。
教室長
だから、目標を明確化することが大切なんですよ。漠然と「○○高校合格」などというのではなく、そのために「今度のテストは○点取る」「今週は単語を○個覚える」など、目標を細かく・具体的にしていくと努力しやすくなります。
保護者
私、それでも計画倒れしちゃうタイプだったんですけど、そういうお子さんの場合はどうしたらよいのかしら。
保護者
別に怒られませんもんね。
教室長
やはりきちんと振り返る習慣があるかどうかが大切です。どんな達成でも振り返ってみて達成できていればうれしいし、励みになります。 達成できているかどうか自分で確認する習慣をつけていけば、そのつど達成への気持ちも強まっていくと思います。
結果が見えれば勉強も継続しやすい!
保護者
なるほどね。それにしても、勉強する子はちゃんと毎日しているわよね。
保護者
なにが違うのかしら。
教室長
勉強を自分で継続できるお子さんは、自分が勉強することがどういった成果につながっているか、勉強と成果の因果関係をわかっていることが多いですね。
保護者
勉強と成果の因果関係?
保護者
「勉強したから成績が上がった」というようなことですか?
教室長
そうですね。勉強に限ったことではありませんが、成果が見えないことは持続しにくいんですよ。ですから、まずは“勉強をがんばった”、“結果に出てきた”という実感を得るとよいですね。
保護者
勉強をがんばったこともですか?
教室長
ええ。最初はがんばったこと自体も成果の1つになりますからね。時間を計ってグラフにしてみたり、薄くてすぐに終えられるような問題集を使ってみたりするのも成果が実感しやすくてよいですよ。
保護者
勉強の成果はどうやって確認すればよいんですか?
教室長
模擬試験などを定期的に受けてみると全体の学力がわかりやすいですね。ただ、模擬試験の成績に反映されるまでは少し時間がかかりますから、最初は前日の学習内容を翌日にテストしてみるのがおすすめです。
保護者
そっか。昨日やったことを今日覚えているか確認してみるってことですね。
保護者
勉強が継続できないときはアプリも効果的
保護者
でも本当、毎日継続って難しいわよね。なにか新しい勉強を始めようと思っても、私なんかはいつも三日坊主で。
教室長
でもね、やる気は続かなくて当たり前なのですよ。
保護者
そうなんですか?
教室長
人間、同じことを続けていると飽きるのが普通ですからね。
保護者
じゃあ、勉強は継続不可能ってことですか?
教室長
そんなことはありませんよ。同じことを続けているから飽きるわけですから、違うことをすればよいんです。
保護者
たとえば?
教室長
飽きたら得意な教科に切り替えるのは1つの方法ですね。また最近はスマートフォンやタブレットのあるご家庭も多いですから、ゲーム感覚で学習できるアプリなどを使ってみるのもおすすめです。
保護者
アプリですか。確かに最近、無料の学習アプリもたくさんありますよね。
保護者
勉強の気分転換を勉強でするっておもしろいですね。
教室長
勉強は、飽きることも想定しておくと持続しやすいですね。その点でいえば、ハードルを低めに設定しておくとよいと思います。
保護者
ハードルを低く、ですか?
教室長
たとえば、“とりあえず3分勉強する”とか。
保護者
3分でよいんですか?
教室長
確かに1日3分の勉強ではちょっとした暗記物などを進めることはできますが、大きな成果を得ることは難しいでしょう。でも実際には一度勉強を始められれば、通常は3分で終わったりはしませんから。
保護者
なるほど。それがハードルを低く設定しておくってことなんですね。私もとりあえず3分、がんばってみようかしら。
教室長
最初は、とにかく毎日続けることが重要です。「どうしても気分の乗らない日は途中でやめてもよい」くらいの気持ちで、無理しすぎないようにフォローしてあげると続けやすいですよ。
保護者
まずはとりあえず3分。飽きたら得意科目やアプリに切り替えながら、とにかく毎日継続できることが大切ですね。
教室長
あとは、向き不向きを見極めることです。どういう勉強が合うのかは個人によって違いがありますからね。いろいろやってみて、自分に合う方法を見つけられた人から、学習の習慣がついてきますよ。
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