リビング学習は近年の定番!

保護者

学生時代はどこで勉強していました?

保護者

私は、自分の部屋かしら。宿題と、テスト勉強くらいだったけど。

保護者

そうですよね。でも、最近娘が集中できていないみたいで。

教室長

昔とは違って、今は部屋にいろんなものがありますからね。部屋にパソコンやテレビなんかもあるんじゃないですか?

保護者

テレビはありませんけど、スマートフォンで視聴できますね。パソコンも置いてあります。

教室長

今は、自分の部屋では集中して勉強できないというお子さんが増えているんですよ。東大生の48%が「勉強はリビングでしていた」と答えるくらい、今はリビング学習に注目が集まっています。(※)

保護者

それ、聞いたことあるかも。子どもがリビングで勉強することを前提に家を設計する家庭もあるんですよね。

保護者

リビングで勉強って、そんなに効果があるんですか?

教室長

本人の気質や家族の過ごし方にもよりますが、今は2人に1人はリビング学習だと言われています。誘惑の多い自分の部屋で勉強するよりも、家族の目があるリビングにいたほうが、「しっかり勉強しなければ」という緊張感が生まれますからね。幼少期や学童期であれば、さらに「親がいてくれる安心感」もありますから、より集中しやすい環境だといえます。ご家族が勉強を教えてあげられるうちは、その場でわからないところを聞けるというのも大きなメリットです。

雑音は集中力を増す

教室長

集中力という点でいうと、カフェで勉強するのもおすすめです。

保護者

よくいますよね、カフェで勉強している人って。

保護者

ザワザワした環境で集中できるものでしょうか?

教室長

図書館などのシーンとした環境で集中できる人にとってはあまり効果的ではないものの、そうでない人にとっては少しザワザワした環境が逆に集中力を高めるという研究結果が出ています。カフェだけでなく、ファミレスなども同様の理由で人気が高いですね。

保護者

だからといって、中学生に毎日カフェで勉強させるのはちょっと…。

教室長

カフェのザワザワした音のように、集中力を高める雑音を「ホワイトノイズ」といいます。ホワイトノイズを無料で聞くことのできるサイトやアプリだってあるんですよ。

保護者

おもしろいものがあるのですね!それなら家でも使えるかも。

教室長

あとは、放課後の学校もいい学習環境です。机も体に合った高さですし、ほどよくノイズもあります。下校時間が決まっているので、ダラダラと先延ばしにするリスクも減るうえ、わからないところがあれば、すぐ先生に質問できるというのもメリットでしょう。お金もかかりません。

 

 

勉強に最適な環境で、お子さまのやる気も
成績もぐんぐん伸ばそう!

静かな環境が好きな人は有料スペースも検討

教室長

静かな環境のほうが集中できるというタイプなら、やはり定番は図書館です。

保護者

私は図書館の静かな感じが落ち着きますね。

保護者

私はちょっと苦手かも。

教室長

そういうことであれば、ノイズタイプとサイレントタイプですね。静かな環境がよければ、有料の自習室や勉強カフェなどの利用を検討してみるのもおすすめです。特に、家に幼い弟妹がいるなど、自宅に学習スペースを確保できない場合には、集中できる避難場所を作っておけば安心です。多少お金がかかるのはデメリットですが、短時間で気持ちを切り替えられるのなら、長い目で見ればメリットが大きいといえるでしょう。

保護者

有料の場所もあるんですね。

教室長

それぞれにメリットとデメリットがありますが、共通しているのは「勉強以外の誘惑が少ない場所」です。テレビやゲーム、あるいはベッドなどが近くにあると、どうしても集中力が途切れがちになります。物理的、あるいは他の人の目があるなど、精神的に誘惑がシャットアウトされる環境がいいですね。

保護者

何もない場所といえば…トイレとかお風呂なんかはどうですか?

教室長

長時間じっくり勉強するのには向いていませんが、短時間の中で暗記するのにはトイレや浴室などもいい場所ですよ。他にすることがありませんから、集中しやすいと言えます。あまり長くいられないのは難点ですが、例えば入浴中に毎回少しずつ勉強することを習慣にすれば、それは大きな強みになります。

保護者

集中できる場所は、ひとつでなくてもいいのですね。

教室長

もちろんです。気分や学習内容に応じて、学習場所を変えるのも集中力を高め、維持する工夫のひとつです。

保護者

わかりました。あまり部屋で勉強させることにこだわらず、勉強に集中できる場所をいくつか探してみるようにします。

(※)参照:The逆流リサーチャーズ/東大生を逆流(TV TOKYO)
http://www.tv-tokyo.co.jp/gyakuryu/backnumber/