つまずきやすい英語の疑問文。日本語とは違い文の順序が変わる疑問文は、カテゴリーごとに整理するとわかりやすいです。今回はbe動詞・一般動詞のYes/No疑問文と5W1Hの疑問詞を使った疑問文について説明します
目次
疑問文にはいろいろ種類がある!
保護者
どうもうちの子、疑問文がニガテみたいなんですよね。
教室長
複雑ですよね。
疑問文にも種類がありますからね。バラバラに習いますが、一度疑問文をまとめて確認しておくとわかりやすくなりますよ。
保護者
疑問文の種類って、どんな疑問文があるんですか?
教室長
まずは、大きく2つに分けられますね。Yes/Noで答えられるか、答えられないか、です。
保護者
「はい」か「いいえ」で答えられるかどうかですね。
教室長
「これはコップですか」と聞かれれば「はい」か「いいえ」で答えられますが、「これは何ですか」と聞かれると、「それは〜です」と返さなければいけませんよね。
保護者
全然違いますね。
教室長
Yes/Noで答えられる疑問文には、be動詞の文や一般動詞の文があるほか、助動詞”can”や”will”を使った疑問文や、「〜ですよね?」と確認するような付加疑問文など、実はけっこうたくさんあります。特に一般動詞の文は複雑なので、しっかり確認してできるようになりたいところです。
be動詞・一般動詞のYes/No疑問文をつくってみよう!
教室長
まずは、Yes/No疑問文のつくり方と答え方ですね。今回は、be動詞と一般動詞の文だけにしましょう。be動詞のYes/No疑問文はとても簡単で、文頭に出せばつくることができます。
保護者
それだけですか?
教室長
ええ。現在形でも過去形でも進行形でも受け身でも、be動詞の文ならbe動詞を前に出せばいいのですよ。
“You are a student.”「あなたは生徒です」 “Are you a student?”「あなたは生徒ですか」 ↑be動詞を前に出す ↑クエスチョンマークにする |
答え方は、≪Yes,+主語+be動詞.≫または≪No,+主語+be動詞+not.≫です。主語は「〜は」に当たる言葉ですね。
保護者
じゃあ、さっきの例だと、”Yes, I am.”でいいですか?
教室長
はい、そうです。いいえのときは”No, I am not.”と答えます。実はこの<主語>の部分が≪代名詞≫を使うので少しだけ面倒なのですが、今回はとりあえず置いておきましょう。次は、一般動詞のYes/No疑問文です。
保護者
一般動詞はつくり方が違うんですか?
教室長
一般動詞は、be動詞のように文頭に出すことはできないんですよ。自分が出られないので、助動詞のDoを使って、代わりに前に出てもらうんです。
“You play soccer.” 「あなたはサッカーをします」 “Do you play soccer?” |
保護者
Doが文頭に追加されるんですね。
教室長
基本は同じですが、主語が三人称単数で現在形の文だと…
“He plays soccer.” 「彼はサッカーをします」 “Does he play soccer?” 「彼はサッカーをしますか」 |
保護者
あれ?Doじゃないんですね。
教室長
主語が三人称単数、つまり私でもあなたでもない1人または1つが主語の場合には、一般動詞にsをつける決まりがあるんですよ。そして、そのsを助動詞のDoに適用して、DoがDoesになるわけです。
保護者
あ、だから疑問文にするとplaysがplayになるんですね。
教室長
同じように、過去形の時にもDoを過去形にして、一般動詞は原形に戻るんですよ。
“She played soccer.” 「彼女はサッカーをしました」 “Did she play soccer?” 「彼女はサッカーをしますか」 |
保護者
本当ですね。played(過去形)がplay(原形)になっています。
教室長
答え方は同じで、≪Yes,+主語+do.≫または≪No,+主語+do+not.≫です。
“Yes, I do./No, I do not.” “Yes, he does./No, he does not.” “Yes, she did./No, she did not.” |
5W1Hの疑問詞を知ろう
教室長
あとよく使うのは、「5W1H」と呼ばれる疑問詞を使った疑問文ですね。
保護者
5W1H、ですか?
教室長
Who・What・When・Where・Why・Howの6つの疑問詞のことです。それぞれ、「誰が」「何を」「いつ」「どこで」「なぜ」、そして「どれくらい・どうやって」に相当します。これらの疑問詞を使うと、Yes/Noでは答えられません。
保護者
確かに。
教室長
疑問文の作り方は簡単で、疑問詞を文頭に置いて、その後はYes/No疑問文の時と同じ語順にすれば完成です。
“She studied English.” 「彼女は英語を勉強しました」 “Did she study English?” 「彼女は英語を勉強しましたか」 “When did she study English?” |
保護者
疑問詞がつく以外は Yes/No疑問文と同じですね。
教室長
ただ、Whoのように疑問詞が主語になる場合もあります。
「誰がこの写真を撮ったのですか」 “Who took this picture?” |
保護者
あら?一般動詞の疑問文なのに、doがないんですね。
教室長
そうなんです。Whoが主語「〜が」になる場合には≪Who+動詞〜?≫になります。
保護者
なるほど。疑問詞が主語になる場合には、≪Who+動詞〜?≫になるんですね!